2月は、いちばん寒い、と小学生のころ習った。
でもそれは、三寒四温の「三寒」がデフォルメされただけじゃないかな、と最近は思っている。
だって明らかに日差しは暑いし、土手にイヌフグリが咲いているじゃないか。
それは春だ。
そして春は夏の入り口だ。
少々の辛いことも、暖かくなれば気も紛れる。
暖かくなれば、気持ちにも余裕が出て、切実な悩みのほかに、余計な楽しみをも考える隙間が出来るはずだ。
山あいのつららが溶けて空洞が形作られるが如く。
その隙間さえあれば大丈夫だ。
悩ましい夢魔と同じ部屋に閉じこもりきりにならず、外に出て春の香り、息吹を深呼吸しよう。
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