人を悲しくさせる最も愚かな理由は、自分に対する評価が低いと思い込むことだろう。
わたしのプライドを尊重せよ、もっと良い境遇を用意せよ、何故わたしを解らないのだ、解ろうとしないのだ、何故わたしの評価はこんなに低いのだ!そして、どんなものと自分とを比べているのかは分からないが、自分の理想とする存在をうらやましく、また、恨めしく思ったりする。
そんな玉ねぎ剥きみたいなことは、つまらないからやめたほうがいい。
誰の歌だったかな

  少年は魚になりたいといい

  少女はかもめになりたいといい

  ふたりとも大人にしかなれなかった

  今日もそこで日が暮れる

魚とかかもめは難しいが、工夫すれば何とかなりそうじゃないか?
それを何とかしなかったのは自分じゃないか?
評価が足りなかったら、評価されるまでやればいいだけの話じゃないか。もっと強くなればいいだけだ、日々の5分間筋肉トレーニングでも、ボディビルダーにはなれる。簡単な事じゃないか。
いつまでも少年少女で居られればいいが、そんなことを考えているうち、時間ばかりが足早に通り過ぎる。
俺?俺はこれから俺の作る音楽で世界を満たし、俺の光で世界を救ってやるぜ。