結婚を許さない
妊娠させるなの攻撃は
ずっと続きました。

それでも彼は、愛華と家庭を築きたい
愛華と結婚したいと言ってきました。

私には結婚が何なのか、家庭が何なのか
分からないし子供も苦手でした。
一人っ子だし親戚もいなかったので
子供と触れ合う事がなかったからだと思っていました。

彼は子供がすごく好きで、いつか
あんな風に愛華とベビーカー押したいな
などと通りすがりの家族を見て
微笑ましく言っていました。

この時に気づいていればよかったのです。
育った環境の違いの大きさに───
彼との子供への思いの違いの大きさに───

彼はとても優しく包容力のある人でした。
私の母へも私を守るように
排除しようとしつつ、私を産んでくれた事への
感謝を伝えつつ上手くしていましたから。

彼は大手企業で働いていたこともあり
時間はかかったものの母は
段々と彼との結婚を許しつつありました。
自分が苦労したぶん愛華には
同じ想いをさせたくないと言っていましたが
苦労したのは祖父母です。
母は働いてはいたものの暴力暴言の連続
お金の苦労はあったのかもしれませんが
母子家庭で女手1つで育てた方方が
お金の苦労はもっと大きかったはずです。
そんなこと口が裂けても
母には言えなかった事でしたが───