「やめてっ。もう耐え切れない。お前ら全員消えろ!!」


有香の声が教室に響き渡る。


「はぁ?何言っちゃってンの(笑」

「調子こいてんじゃねーょ」

「そーゅー態度、ちょーうざったいんですけど。」



「有香。もう諦めたら。佑哉のこと。」

知香がしゃべった。



「・・・。好きってダメなの??人を好きになることって法律違反??

彩那って弱いょね。人がいなけりゃなにもできない。

馬鹿だし、運動音痴だし、ぶりっこだし。本当にキモイし。

まだ気づかないの?あんたの味方なんて誰一人いないこと。」


「はぁ?みんな有香のこと嫌ってるんだよ(笑」

「うしろ。振り返ってごらんよ。これは全部仕掛けだょ。

彩那が怪我したとき、誰も助けてくれないょ。かわいそうな子。」


彩那が振り返ると後ろにいる子は下を向いてだまっていた。


「ごめん。私が悪いの。」

居てもたってもいられなかった。

彩那をとめることができなかった私が1番悪い。


「李那は悪くないょ。」

「そうだょ。何もしてないじゃん。」


女子から励まされる。


今1番、泣きたいのは多分有香だと思う。

2番に彩那。


なのに涙が止まらなくって。

ボロボロ頬の上を通って。

とにかく止まらなかった。


「っん。っん。ホッホントにごめんなさぃ。」


彩那は教室から出て行った。

佑哉は有香が手紙を出したことを知っていた。

だから何かを伝えに行っていた。


かすかに聴こえる声に耳を澄ます。

「俺。俺も好きだった。だけど、○○○○○○○○○○○○○○」


聴こえない。


「「好きだった。」」


だけどなんなの。


「有香と佑哉ってお似合いだょね!!」

「ラブラブぅっ★」


「やめろょ。べべつに付き合ってるわけじゃねーし。」

「うっそぉ。今、告白したんじゃないの??」

「はぁ。からかうのやめろょ。まじ勘弁!!」


なんで否定してくれないの?


「好きじゃない」ってなんで言ってくれないの?


私のこと好きだったんじゃないの?

もうわかんないょ。


佑哉とのすれちがい。


――――――――――しゃーぷぺんしる


やっぱ私たちって芯の太さがちがってたのかな


ネジがなかったのかな。


消しゴムがついてなかったのかな。


しゃーぺんって繊細ですぐに折れちゃう。

そしたらなにも文字なんて書けないょ。

跡がついて傷がつくだけ。


そんなことわかってるょね。

何回も経験してるから。

でも折れちゃう。


なんでだろう。

やっぱ

すれちがいの人生なんだろうね...