【ページ説明】

今回の記事は、難単語シリーズのその7です。

「gag」の語源、関連知識、意味、語例などを載せています。

難易度はLV10（引用：標準語彙水準SVL12000）、使用頻度は10944位（名詞）/13375位（動詞）です（引用：WORD AND PHRASE .INFO）。

【メモ/語源】

　語源は、中英語の「gaggen（窒息させる）」で、息が詰まった時に出る擬音語と考えられています。

「gaggen」の語源は、古ノルド語の「gag-hals（のけぞって/首を後ろに曲げた状態で）」に関連しています。

「窒息させる/息が詰まる」という意から、現在の「gag（さるぐつわ/言論の抑圧）」の意味につながっています。

　観客や人々を笑わせる「gag（ギャグ）」は19世紀後半頃から使われ始め、その由来は下のように書かれています。

【関連知識（Wikipedia）】

ギャグ（英：Gag）

“話題や行為の最中に挿入する短い言葉や仕草などで、滑稽な効果をもたらすものを言う。”

“19世紀のヨーロッパの舞台俳優が観客の私語を止めさせて舞台に注目させるために始めたものである。英語gagは「猿ぐつわ（をはめる）」「言論の抑圧（をする）」との意味の他動詞・名詞であり、英国議会では討論の打ち切りを表す。また外科では開口器^[1]。”

【語源⇒意味】

gag /gæg/

＝ gaggen 「窒息させる（choke）」
⇒ 『窒息させる/息が詰まる』
⇒ 『[名] ①さるぐつわ ②自由な言論の抑圧 ③【口語】ギャグ/冗談』

『[動] 《他》 ①～にさるぐつわをはめる ②～の言論の自由を抑圧する』

『[動] 《自》 ①【主に米】吐き気を催す ②【口語】ギャグを使う』

【語例】

◯ put a gag on him （彼にさるぐつわをはめる）

◯ a running gag （定番のギャグ）

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【難】7. gag “さるぐつわ/言論の抑圧”