【ページ説明】

今回の記事は、英単語を紹介するシリーズのその426です。

「hostile」の語源、同語言語（host）、関連知識（敵性市民（hostile citizen）、敵対的買収（hostile takeover））、名言（ウエイン・W・ダイアー）などを載せています。

【サイト内の全索引】

【フレーズ】
a hostile dog 【敵意を示す犬】

“PSM V02 D454 Hostile dog”
- Wikimedia Commons - Public Domain

【メモ/語源】

　語源は、インド・ヨーロッパ祖語の「*ghos-ti-（見知らぬ人[客]/主人）」です。　

「見知らぬ人/客/よそ者」という意から、現在の「hostile（敵/敵の）」の意味につながっています。

　同語言語には、

　■ hospital [名] 病院（語源：客の泊まる所/宿泊施設）

　■ host [名] 主人/主催者 [形] 主人/主催者の [動] ～を主催する

　■ hotel [名] ホテル（語源：同上）などがあります。

【語源⇒意味】

hostile [英] /ˈhɒstaɪl/ [米] /ˈhɑstəl/, /hɑˈstaɪl/

＝ *ghos-ti- 「見知らぬ人/客（stranger）、主人（host）」

⇒ 『見知らぬ人/客/よそ者』

⇒ 『[形] ①敵の/敵国の ②敵意のある/反感を持った ③非友好的な/冷淡な ④好ましくない/適さない』

『[名] 敵意を持った人/敵』

【派生語】

hostilely [副] 敵意をもって

hostility [名] ①敵意/敵対/反感 ②《複数形で》戦争行為/交戦（状態）

【同語源語】

host

＝ *ghos-ti- 「見知らぬ人/客（stranger）、主人（host）」
⇒ 『[名] ①主人/ホスト/主催者[国] ②【生物】宿主』

『[動] 《他》～の主人役を務める/～を主催する』

【関連知識①（Wikipedia）】

敵性市民（てきせいしみん、英：hostile citizen, hostile civilian (population)）

“国家に対して不利益かつ反社会的な政治活動や市民運動を行う敵性色の強い市民の総称。この中には敵国の支持政党や支持者、積極的に反体制的な思想を流布したり政権転覆を扇動したりする者や、戦争状態になると敵軍を支援するようなゲリラ活動も行う者もいる。

第二次世界大戦中、アメリカ合衆国をはじめとする連合国の多くの日系人が敵性市民とされ強制収容所に収監された。”

（「敵性市民」『ウィキペディア日本語版』 - 2017年4月27日 (木) 10:04 - 変更履歴）

【関連知識②（Wikipedia）】

敵対的買収（英：hostile takeover）

“対象会社のその時点の経営者に対して友好的ではない買収を指す言葉で、通常は買収対象会社の取締役会による同意が得られていない買収を言う。”

（「M&A」『ウィキペディア日本語版』 - 2018年2月2日 (金) 05:33 - 変更履歴）

【YouTube①】

“HOSTILES Official Trailer (2017) Christian Bale Movie HD” by ONE Media

（＊）『Hostiles』（＝2017年12月に公開されたアメリカの西部劇映画。主演はクリスチャン・ベイル、監督はスコット・クーパー）

＊動画の右下の「字幕ボタン」で字幕のON/OFFの設定ができます。

【YouTube②】

“Guide dog captures blind man's hostile encounter on the tube” by Guardian News

【Quotes/名言】

“Loving people live in a loving world. Hostile people live in a hostile world. Same world.” ーウエイン・W・ダイアー（1940-2015、アメリカの著作家）
（愛のある人々は愛のある世界に住んでいる。敵意ある人々は敵意ある世界に住んでいる。どちらも同じ世界だ）

“WayneDyerByPhilKonstantin”
- Wikimedia Commons - Public Domain

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【参考サイト一覧】

426. hostile “敵の”