夜間の作業や、照明の入りにくい部分を明るく照らすためには小さな光源で、消費電力が小さく、明るいものが便利です。夜間作業のヘルメットや帽子に取り付けるヘッドライトは重いものでは首が疲れてしまうので、いくつも電池を使うものでは大変です。そこで、最近はボタン電池でも数時間明るい光を保つ事のできるLEDヘッドライトが便利に使われております。
また、消費電力が小さい事で自転車のライトや懐中電灯にも多く応用されています。
特に街中では街灯や店舗の光で明るくなっていますので、道を照らすというより、対向車や歩行者に対して注意を促す機能としてのランプとして使われているようです。インジゲーターなどのインターフェイスとしての表示ではなく、近年LEDの高輝度化が進む中で、照明装置としてのLEDの活用が実用化されています。一番身近なものは懐中電灯ですね。

LEDでは以前から使われているクセグメントLEDというものがあります。代表的なものが数字です。
注意を喚起する場合には、断続的なものの方が効果があるようです。
光の組み合わせや形によってもいろいろと情報を伝える事ができます。
これは日の字型に組まれたLEDで七つの素子で構成されています。現在ではLED以外に液晶やプラズマなどさまざまなデバイスがあります。0から9までの数字を表示することができ、時計をはじめ、エレベーターの階数表示、ガソリンスタンドの数量表示、デジタルスピードメーター、電卓、電子レンジや洗濯機のタイマー、デジタルの体重計や気温計などなど、数字の表示ではこの7セグメント方式を使っているものがかなり多いです。
LEDが光るか消えているかだけで表示できることはたくさんあるけど、組み合わせや表示方法によりさらにいろいろと情報を伝えることができる。例えばゆっくり点滅する、早く点滅する、点灯し続けるなど、一つの光でもいろいろな状態を表現することができる。携帯電話やデジカメの充電状態がそうで、例えば、充電中はゆっくり点滅し、充電が終わると点灯し続ける状態になったり、あるいは赤かったランプが緑に変わったりなど。点滅の速度が速かったのが、遅くなったり、消える場合もある。LED照明のイルアートによると、大まかにいえば、注意を促すときは赤い色が主に使用され、点滅が早い場合が多い。問題の無い状態の場合は緑や青の色を使い、ゆっくりとした点滅や、連続点灯が多いよう。