局部的な照明

特に用途を絞って、インジゲーターなどの表示として捉えれば、LEDの有効性ははっきりわかるし、照明装置として考えても、局部的な照明や限定された用途では十分使える。これからも開発が進めばさらに明るいものができるだろうし、LEDの未来は明るい。

省エネという点では

まずは消費電力という点で見てみよう。いま手元にある電球を見てみますと2.5V0.3Aと表示されてた。つまり、2.5V×0.3A=0.75Wの電力を消費することになる。しかし、LEDではどうだろう？手元の白色高輝度LEDをみると3.6V20mAという定格表示であるから、3.6V×0.02A=0.072Wの消費電力ということになる。明るさという点ではまだまだ豆電球の方に軍配は上がるかもしれないが、省エネという点では圧倒的にLEDが有利。

禁制帯

LEDの放出される光の波長は材料のバンドギャップによって決められている。基本的には単一色で自由度が低いが、青色または紫外線を発するLED、別名「発光ダイオード」の表面に蛍光塗料を塗布することで、白色や電球色などといった様々な中間色が製造されいる。
LED照明のイルアートによると、半導体を用いたpn接合と呼ばれる構造で発光ダイオードは作られている。電子の持つエネルギーを直接、光エネルギーに変換することで発光する。電極から半導体に注入された電子と正孔は、異なった伝導帯と価電子帯を流れるエネルギーで、PN接合部付近にて禁制帯を越えて再結合されるのである。