日本に帰ったら、絶対に聞かれるであろう質問。
「マニラってどんなとこ?」
絶対聞かれますよね、きっと
この超ざっくりした質問。
聞かれないワケないよね。
だって逆の立場だったら私も絶対聞くもん
で、絶対聞かれる(はずだ)から、どう答えようかなぁってずっと考えてるんです。
はい、まだ聞かれてもいないのに答え考えてるんです
たとえば...
「予想より都会でしたよ」とか?
「日本人いっぱいいましたよ」とか?
「これからものすごい経済発展しそうな街です」とか?
「子どもや若者が多い街でした!」とか?
「めっちゃ空気悪かったです」とか?
「“暑い” か “死ぬほど暑い” しかない街でした」とか?
どれも間違ってないと思う...
個人的感想としては。
でも、どれもなんか...
しっくりこない。
私の知ってるマニラという街を一言で表すなら、そういうことじゃない気がする。
うーん、なんて言えばいいのかなぁ。
と、まだ聞かれてもいない質問の答えを探していたある日。
妹ちゃんをハイストリートでお散歩させてたんです
いつもの通りてけてけ駆け出して、道端の石を拾ってみたり、すれ違う犬を追いかけてみたりする妹ちゃん
ひとしきり遊んだので、そろそろ帰ろうとしたとき......
妹ちゃんが「帰りたくない」と猛抵抗
この日は妙に抵抗が激しく、大泣きして地面に横たわってしまいまして。
これは困った......
ハイストリートに寝転がって泣く妹ちゃんを気にしつつ、大迷惑をかけている周囲に目を向けた、そのとき。
答え、思いつきました
「マニラってどんなとこ?」に対する、私の答えは...
「赤ちゃんが泣くと、周りにいる人たちが微笑む街です」
だな
妹ちゃんの大きな泣き声に、ハイストリートを歩く人たちが振り向いていきますが、みんな優しい眼差しで微笑んでいました
ある若いお兄さん(年配のおばさまではない!)が「Baby〜」て声をかけてくれていったり。
もちろん、大泣きの妹ちゃんは瞬時に抱き抱え、落ち着かせながら家に連れて帰りましたけど
でもその妹ちゃんが落ち着くまでの間も、すれ違う人の視線は温かかった
これが日本なら、もうアレですよ。
針のむしろですよ
冷たい視線にぶっ刺されまくって息ができなくなってますよ
「躾のなってない母親」ってネットに書かれますね
(......それは被害妄想?)
マニラという街を説明する言葉はきっといっぱいあって、しかも人によってその言葉は全然違ってくると思います。
日本で子育てしてた2年ちょっとの期間で、何度も何度も針のむしろにくるまれた記憶のある私。
痛かった...特に電車での針のむしろ。
そんな私の場合、マニラという街を説明する言葉は、
「赤ちゃんが泣くと、周りにいる人たちが微笑む街」
だったようです。
ま、ちょっとカッコつけすぎなセリフですね〜
そんなの実際に言葉に出せないわ
なので、実際に質問されたらそのようなことを笑える感じにアレンジして言うと思います、ってことで
兎にも角にも。
本帰国を目前にした私の、マニラという街に対するイメージは非常にポジティブなものだったようです
これ、しあわせなことですよね