2024/ 7/31 12:40 更新
太陽風は平均的な状態に戻っています。M9.4の中規模フレアが発生しました。
担当 篠原
昨日の朝に到来した太陽風の強まりは、
その後は低下が続いています。
速度は、480km/秒から420km/秒へ、
磁場強度は、15nTから7nTへそれぞれ下がり、
どちらも平均的な状態に戻っています。
太陽風磁場の南北成分は、
昨日のニュースの後に -5nT程度の南向きになり、
夕方まで続きました。
その後は0nT付近と小さくなり、
現在は弱い北寄りになっています。
磁気圏の活動は、磁場が南向きだった頃に強まって、
AE指数は1000nT前後の活発な変化が起きています。
その後は変化が次第に小さくなり、
現在は静穏になっています。
昨日紹介したNOAA/SWPCの太陽風予報では、
複数のCME(コロナ質量放出)による太陽風の乱れが
次々にやって来るような印象でしたが、
今のところ、最初の強まり以降は
次第に値が下がって行く状態になっています。
この後は、29日に発生したCMEの乱れが、
明日、8月1日に到来する可能性があります。
引き続き注目してください。
太陽では、今朝、31日4時半(世界時30日19時半)に、
南東の端(左下)の3772黒点群で、
M9.4とXクラスに近い中規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131の動画を掲載します。
昨日のニュースで紹介したM6.4の中規模フレアと
同じ領域です。
この後も活動に注目して下さい。
このフレアに伴って、CMEが太陽の左下へ飛び出しています。
横向きの噴出なので、地球への影響はないでしょう。
07-31(Wed) 16:34 現在
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https://web.matrix.jp/radon/
また関東以北に戻ってくるのかも?
一時的なのか それとも
継続するのか様子見します。
2024-07-31 (Wed) 16:42 更新