庚申(コウシン)てこれですね。
虫っていうけど
どんな虫?
三尸【さんし】
[中国語]sanshi
道教で人の腹中にいるという三匹の虫。
中国の民間信仰では、庚申(コウシン)の夜に三尸が体から抜け出し、
その人の罪悪を天帝に告げるといわれ、
眠らずに過ごすという。こうしんまち(庚申待)。
右から順に上尸、中尸、下尸
えっ?上尸?人間?妖精?
虫じゃないんだね🐛
上尸は道士の姿なんだ。
そういえば庚申塚って猿田彦。
憑坐/尸童/神子【よりまし】
依代(ヨリシロ)となる人間。神霊がよりつく人間。
祈祷師(キトウシ)が神霊を招いて乗り移らせ、託宣(タクセン)をのべさせるための童子や婦女で、神が「依りますところ」の意味。
[あそびをせんとやうまれけむ
たわむれせんとやうまれけん
あそぶこどものこゑきけば
わが身さえこそゆるがるれ]
この今様はいろんな解釈があると思うのですが
傀儡子とかそういう芸能の人は
依代(ヨリシロ)となる人形(ひとがた)や
踊り子も依代となって神などをおろして
踊り遊ぶ。
そんな姿を観ているごっしーの今様かな。
と思っています。
「依代となる童子はそのように生まれついたのだろう
戯れる傀儡子の娘も
艶やかな様子は天上の天女のようである。
遊ぶ尸童のお告げを聴くとき
わが身さえも神霊がのり移ったように感じて
身体が自然と動いているよ。」
ごっしーは遊女と遊ぶ為に
傀儡子を傍に置いたわけじゃないの。
ごっしーはもっと人間の霊性について深く考えた帝で
上皇だったから。
だからごっしーが白拍子や遊女と男女の関係に
なった話はないと思う。
諏訪大社にも天皇がご神託を受ける神殿があったり
ミシャグジ信仰がある。
申楽(猿楽)・能楽の始祖とされる秦河勝が「六十六番の物まね」を創作して紫宸殿にて上宮太子(聖徳太子)の前で舞わせたものが「申楽」のはじまりであると風姿花伝に記されている
おそらく秦河勝も
傀儡子や巫覡などを使ったと思う。