妊娠していた交際相手の女性看護師の承諾を得ないで薬物を投与し、流産させたとして、警視庁は18日、医師の小林達之助容疑者(36)=金沢市もりの里=を不同意堕胎容疑で逮捕し、発表した。同庁は小林容疑者が「知りません」と容疑を否認しているとしている。同庁によると、同容疑での立件は極めて異例という。

 小林容疑者は当時、東京慈恵会医科大付属病院(東京都港区)に勤めており、現在は金沢大学医学部に勤務している。

 捜査1課によると、小林容疑者は昨年1月上旬、交際していた30代の女性看護師の東京都墨田区の自宅で、女性に「ビタミン剤」と偽って子宮収縮剤の錠剤を2回にわたってのませ、さらに同月中旬、陣痛を誘発する薬剤を点滴し、直後に流産させた疑いがある。女性は当時妊娠6週間だったことが別の医師の診断で分かっており、母子ともに健康だったという。