LIVING Mac Laboratory
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僕とマックの関わりについて(1)

新製品が出るたび、僕はアップルのデザインにいつも驚かされる。

僕がはじめて触れたアップル製品は今から13~4年程前、親父が衝動的に買ってきたPerforma520というマシンだった。当時、東京郊外の実家の近く、人もまばらな大型電気店の片隅にマッキントッシュコーナーが設置されており、20万半ば(だったか?)というお手頃価格で売られた、マック初心者のためのマックがそれだった。ビル・ゲイツが今ほど大金持ちではなかった時代、アップルはシェアと、息のあがりかけたジャパンマネー獲得のための戦略機という位置づけとして送り込んだのだろう。うちの親父はその思惑にまんまと引っかかり、ボーナスの幾ばくかを払い、ある日突然連れて帰ることになったのだった。

もともと親父の書斎にはやはり突発的にやってきた、せいぜい時折ゴルフゲームを嗜む程度の、古ぼけたPCが1台あったのだが、やや離れて鎮座したPerforma520は、まったく異質で圧倒的で特別な存在感を放っていた。現在でこそモニタ一体型は珍しくないが、それまで国産箱型PCを見慣れた目には、あまりにも不思議なイデタチで、何度も四方から見回したのを覚えている。白くなだらかな曲面でまとめ上げられたボディは、小さくカラフルなアップルマークとともに、これで何か素敵なことができるんじゃないかという可能性を感じさせ、電源を入れると同時に鳴る起動の”音楽”は、なぜか高尚な儀式を思い浮かばせた。

何もかもが目新しく、何もかもがクリエイティブだった。

520

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