ぼーっとしていたらあっという間に八月が終わる。
久しぶりに観たくなって。月とキャベツを。
夏の終わりにぴったり。だけどやはり切なくなるな。
何度観たって「夏休みはずっと続かないから」というセリフで喉の奥がきゅっとなる。
これを観て山崎まさよしが好きになって、ヒバナのように夢中になって聴いていた中学時代。
あんたまたそんなの聴いて。いくつよ。とバカにされたことを思い出す。
今でもまさやんは好きだし、夏の終わりには必ずこのDVDを引っ張り出して観る。
廃校のようなお家、青青とした丘、ヒバナのひらひらと揺れる白いワンピース、ピアノの前で紅を引くシーン
凛としていて儚げで、たしか、あんな女の子になりたいと思っていたような気がする。
お庭で三人で音楽を奏でるシーンもキラキラしていて好きだった。
映画もそうだけれど、これの写真集がとても好きなのです。
ボロボロになるくらい何度も何度も開いて、そして自分でも写真を撮ってみたくなったんだ。
一生懸命お金貯めて、フイルムカメラ買って。
全然上達してないけどそのカメラはいつも持ち歩いているしこれからもずっと大切にしていくんだろうな。
このまま涼しいまま夏は終わるのだろうか。
それともまた暑さは戻ってくるのだろうか。
夏はあんまり好きではないけれど、終わってしまうと思うとすこし寂しいのはなぜだろう。
今日は七尾旅人の八月を聴いたり、フジファブリックの若者のすべてを聴いたりして過ごした。
夏の曲はとても好きなんだ。
マヒトゥ・ザ・ピーポーとか、ザ・なつやすみバンドもね。
夏の曲をたくさん聴きながら今日を終えよう。
月明かりに照らされて を聴きながら。