アドラーの考え方に、「課題の分離」があります。
これは、ある課題(物事)に対し、「その結末を最終的に引き受けるのは誰か」で課題を分離せよという考え方です。例えば、子どもの勉強という課題がある場合、勉強をする、またはしないという選択の結果を引き受けるのは子どもなので、勉強は子どもの課題と言えます。
そして、その分離された課題に「他者は介入すべきでない」という立場をとるのがアドラー心理学です。そうすることで、適切な距離をもった人間関係が築けるというのです。
ここで大切なことは、決して無責任に放っておけと言っている訳ではないことです。
相手の幸せを願うからこそ、自分に出来るサポートは最大限にしてあげてください。ただ、強制的に従わせることが課題への介入になるのです。誰だって、無理やり何かをさせられて良い気持ちにはならないし、やる気も起きないですからね。
子どもの勉強でいえば、親は子どもの自由意志を尊重し、今できるサポートをしてあげることしかないということです。