今、あなたの大事な人が死に掛けています。
救急車を呼んだら間に合いません。
大事な人を助けるには、時速100キロ出してでも公道を車で走り病院に連れて行くしかありません。連れて行けば100%大事な人は助かるでしょう。
ですが、時速100キロ以上も出すと誰かを途中で引いてしまうかもしれません。
あなたは時速100キロ以上のスピードを出し公道を走り、病院に大事な人をつれていきました。
さあ、あなたが取った行動は善ですか?悪ですか?
ここで、「善だ」と言った人、そして「悪だ」と言った人。
俺はその両方とも意見が違います。
じゃあ、映画「悪人」からも一つ。
見た人ならわかると思います。
登場人物多いんで3人に絞って。
殺された女Aと、殺した男B、山中で女Aをすてた男C。
この中で言ったら、誰が一番「悪い人」ですか?
そしてその理由は?
そして何より、「悪い人」の定義は?
日本人は、なぜかトータルで物事を考えます。
俺にはそれが理解できません。
トータルで考えてよければ膳。
トータルで考えてよければ悪は消えちゃうんだ。それはすごいね。笑
トータルで考えて悪ければ悪。
トータルで考えて悪ければ善は消えちゃうんだ。
それともあれですか?善度1.5、悪度0.5
みたいな感じですか?
じゃあそもそも善悪ってなんだ?
どこぞの宗教国家じゃ、女が顔を出してちょっとダンスを踊っただけでフルボッコにされてしまう。
その国じゃ「顔を出して踊る」ことは悪度100の大罪です。
でも日本では悪度0に等しいでしょう。
ここは日本なので日本だけの定義で考えても構いません。
ですが善と悪なんてのも所詮教育で教え込まれただけのものだということも、忘れちゃいけないと思います。
「理不尽だ」って思うことは、生きていれば必ずあります。
言ってしまえばこれはたとえですが、雨が降ることだって理不尽です。
ですが雨に対して「理不尽だ」「不条理だ」と言ったところで雨が降らなくなるわけではありません。
ちょっとぶつかっただけでいちゃもんをつけてくる人間もいます。
とても理不尽に思うかもしれませんが、理不尽だと言ったところでそういう人間はいなくなりません。
突然人を殺す通り魔がいます。
とても理不尽ですが、理不尽だといったところで殺人者がいなくなるわけではありません。
あなたは犯罪に巻き込まれました。
今まで一回たりとも犯罪を犯したことはなく、むしろ人を助け善行を働いていたAはなぜかあなたの大事な子供や奥さんを殺そうとしています。
あなたはAを殴りつけ、Aを殺しました。
結果、子供や奥さんは助かりました。
あなたの行動は善なんですか?
それとも、悪なんですか?