そして・・倒れこんだ雪乃を見つけた
それは春にはたくさんの花が咲く野原で
昨日の残雪がまだあった・・
雪に倒れこんだ雪乃の肌は
雪と同じくらい真っ白で
このまま一緒に融けて消えてしまいそうだった
抱きあげると
目は完全に閉じていて
体は病院で触れたあの右手よりも
冷え切っていた
雪乃をおぶり来た道を戻る
着ていたコートは
雪乃に羽織らせ
必死に歩いた
ここまで雪乃を守る理由・・
それはただ一つ・・
好きだから・・
それだけ・・
人間なんてそんなもん・・
なんで守りたいかなんて
好きだから・・それだけ
ただ・・愛している・・
だから守りたい・・
たったそれだけのことなのに
苦しかったり辛かったり・・
嬉しかったり・・悲しかったり・・
たったそれだけ・・それだけだけど・・
人を愛した時
人間は初めて本当の愛を知る
潤「雪乃・・死ぬなんてゆるさねぇから・・」