「転んでも泣かないで最後まで走るんだよ」
運動会やマラソン大会の日の朝、
遠い記憶にあるその言葉を
今でもふと思い出す。
あれからわたしは
たくさん転んで
その度に
たくさん泣いた。
たくさん、たくさん、
泣いた。
ごめんね。
泣かない約束、守れてないな。
泣き虫なのは
いつまでも変わらないや。
でもね
どれだけ転んでも、
どれだけ泣いても、
立ち止まったり、
ふてくされながら歩くことがあっても、
それでも
必ず最後までゴールするからね。
ゴールの向こうには
笑顔の母がいると信じて。
走り切ったわたしを
抱きしめてくれるかな。
えらかったね、と
褒めてくれるかな。
「どんなに転んでも
どんなに泣いても
最後まで走るからね」
- わたしから最愛の母への約束。