ライブコマース

 

ライブコマースとはライブ配信とECを組み合わせた販売手法で、動画で商品説明を行って直接販売が出来る通販の一形態です。視聴者とリアルタイムにコミュニケーションが取れるので、親近感や特別感などの従来の通販にはないエモい購入体験を価値提供できます。

 

緊急事態宣言の影響もあり、外出自粛の社会状況の中、ライブコマースへの注目が急激に集まっています。消費者の商品購入プロセスが大きく変化し、店頭販売以外の顧客アプローチを各社模索している状況です。また5Gの通信拡大により動画コミュニケーションの利用が増えるため、ライブコマースの採用を検討する事業者の増加が予想されます。

 

そこで当記事ではライブコマースを導入検討中の方向けにおすすめサービス4選を中心に紹介します。この記事を読めば効率良くライブコマースの情報を入手できるハズです。ぜひ参考にしてください。

Live torutt(ライブトルッテ) / 株式会社しまうまプリント

ライブコマースのライブトルッテ

 

ライブコマースのライブトルッテ

 

Live torutte(ライブトルッテ)は株式会社しまうまプリントの接客特化型ライブコマースサービスです。「1対1対複数」という新しいスタイルを提供していて、導入企業に@cosmeやロクシタン、小田急百貨店などの利用実績があります。

  • 初回お申し込みからライブ配信まで約20日で可能
  • 配信後は「ライブ視聴数」「商品クリック数」など結果レポートを基に振り返りまでサポート
  • 料金は初期費用0円のスタンダードプランと、月額プランの2種類

ライブコマースのライブトルッテ

株式会社しまうまプリント

 

ライブコマースのライブトルッテ

ハンズアップ(HandsUP / 17LIVE株式会社

ライブコマースのライブトルッテ

ハンズアップ(HandsUP)は17LIVE株式会社のライブコマースサービスです。同社は日本No.1ライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」を運営していることで知られています。導入企業に大丸松坂屋やファンケル、大黒屋などがあります。

  • CVR5倍(購入単価1.5倍の実績)
  • シンプルで安心な料金プラン(規模に関わらず初期費用0円)

スクリーンショット 2021-05-02 1.15.31

TAGsAPI / 株式会社MOFFLY

ライブコマースのハンズアップ(HandsUP)

TAGsAPIは株式会社MOFFLYのクラウド型ライブコマースサービスです。「ライブコマースから、売り上げをつくる」というキャッチフレーズで、導入企業に伊勢丹や西武百貨店、ビックカメラなどがあります。

  • ECにライブコマースをかんたん導入
  • ライブ動画によるマネタイズで売上UP
  • 料金は40万円のベーシックプランと80万円のスタンダードプランなど

Live kit / 日本ユニシス株式会社

ライブコマースのLive kit

Live kitは日本ユニシス株式会社がSTARP株式会社から譲受し、2021年2月5日に開始されたばかりのライブコマースサービスです。自社運用のECやWEBサイトで商品販売が出来るライブ配信を行え、独自の投げ銭機能も実装されています。

  • 導入から最短1日で配信可能
  • 独自ドメインで運用可能
  • 料金は非開示のため、お問い合わせください

ライコマ / 株式会社J・Grip

ライブコマースのライコマ

ライコマは株式会社J・Gripのライブコマースを自社のEC店舗にすぐ導入出来るライブ配信通販パッケージサービスです。ライコマAPIの活用で新しいEC体験を提供します。

  • 企画から集客、配信・分析までをパッケージ
  • 独自解析機能で様々なデータ取得:購入件数・視聴者数・カート追加数…
  • ツール利用料が期間限定で3万円から利用可能

ライブコマースのライブトルッテ

 

ライブコマースのライブトルッテ

ライブコマースのやり方

先ずは自社の要件に合ったライブコマースサービスを選定し、そしていつどこで誰が何を販売するかを決めていきます。
配信スケジュールは事前の告知を考慮して組みましょう。配信する場所は機材が揃っていてネット環境があることが最低条件です。また配信者にインフルエンサーなど外部の人間を起用する場合は、オファーする必要があります。販売する商品の数や種類など含め、事前に諸々固めた台本をつくっておくと良いでしょう。

その他、ライブコマースを行うのに必須ではありませんが「集客」は見過ごせない要素です。どのように宣伝をするかは必ず考えておきましょう。また単に配信して終わりではなく、データ分析もセットで行って、次回配信時に活かしていきましょう。

ライブコマースと第5世代移動通信システムの関係

ライブコマースは第5世代移動通信システム「5G」によって、今後急速に拡大することが期待されています。高速大容量の通信が普及することで、動画品質の向上や遅延なく多人数が参加出来る仕組みなど、基幹システム系の配信環境が整備され、ライブコマースによるECシステムの体験が飛躍的に向上すると見込まれています。

ライブコマース配信の主要なプラットフォーム5選

ライブコマースのカオスマップ

 

ライブコマースのカオスマップがあるように数多くのライブコマース向けプラットフォームが世に出ています。それぞれ特徴があり、ユーザー層や雰囲気も異なります。そのため自社商品がどんなプラットフォームと相性がいいのか、事前にきちんと見定めましょう。

 

ライブコマースのライブトルッテ

 

ライブコマースのライブトルッテ

Instagram

InstagramはF1層マーケティングで絶対王者となっているプラットフォーム。流行語にもなった「インスタ映え」などビジュアル訴求に強く、インフルエンサーも多くいるため、ライブコマースとも相性が良いです。アパレルを中心に企業による配信も活発です。

Youtube

 

Youtubeは世界で一番有名な動画配信のプラットフォームです。ライブ配信を行う条件として千人以上のチャンネル登録者数がいる必要があります。動画下に商品を直接表示する広告が出せるなどライブコマース対応もあります。

 

関連:YouTubeが商品リストを表示、視聴者はYouTubeから直接ショッピングできる | 海外SEO情報ブログ

LINE LIVE

LINE LIVEはLINEが提供しているライブ配信サービスです。若者を中心に国内トップのユーザー数を抱えるLINEのプラットフォームを活用できるところが最大のメリットです。

SHOPROOM

 

SHOPROOMはライブ配信プラットフォーム「SHOWROOM」内のライブショッピングサービスです。ユーザーは若年層が多く、アイドルやアーティストが関連グッズの紹介をしています。SHOPROOM配信機能やプレゼント機能に関してはまだ限定的で順次拡大予定です。

au PAYマーケット

 

au PAYマーケットはau Wowma!がリニューアルしたモール型の通販サイトです。ユーザー層は30~40代と中高年寄りで、ライブコマースが出来る動画配信機能があります。ユーザー数を多く抱えるauが運営するサイトのため、集客に強みのあるプラットフォームです。

既に終了したライブコマース系サービス一覧

ライブコマースのライブトルッテ

ライブコマースのライブトルッテ

メルカリチャンネル:2019年7月にサービス終了

 

ヤフオク!ライブ:2020年3月にサービス終了

DeNAのLaffy(ラッフィー):2018年3月にサービス終了

PinQul(ピンクル):2018年8月にサービス終了

中国におけるライブ配信利用者数の推移

出典:三菱UFJリサーチ&コンサルティング

 

中国のライブ配信市場規模

出典:灼識コンサルティング

 

中国ではインターネット人口の半数以上の5.6億人がライブコマースでの購入経験があり、市場規模は2020年に525億元に達しているといわれています。毎日4,000人以上の配信者が合計15万時間以上のライブコマースを行っています。近年では日本でも取り上げられるようになった中国最大のネットショッピングセールイベント「独身の日」でもライブコマースが一役買っています。

 

スクリーンショット 2021-05-04 0.39.02

出典:三菱UFJリサーチ&コンサルティング

 

数時間のライブコマース配信で3億円売り上げるインフルエンサーのKOL(Key Opinion Leader)が現れたり、KOC(Key Opinion Customer)と呼ばれるレビューサイトで影響力を持つ信頼性の高いインフルエンサーも登場しています。

 

中国でライブコマースが人気を博している理由として、市場で流通する商品に粗悪な偽物が多く、そういった品質の低いものを掴まないための自衛手段の一つとして活用されているといった社会的な背景があります。

 

長い戦乱が続いた歴史の中で中国人は「地縁・血縁・金」しか信じなくなったこともあり、KOLやKOCがオススメする商品であれば良いものだと感じるユーザーが多いのです。そのためライブコマースでKOL・KOCと契約することは中国市場攻略の有効なマーケティング手法の一つになっています。

ライブコマースを導入した日本企業の事例

三越伊勢丹

三越伊勢丹

 

国内でいち早くライブコマースを導入し、EC売上を過去最高にしたのは老舗百貨店の三越伊勢丹です。お歳暮・お中元といった華やかな商品のパッケージや中身へのこだわりを紹介しました。また直接応対する必要がないことから販売員の削減も実現できました。

資生堂

資生堂

資生堂は2020年7月から国内のライブコマースに着手しています。配信者はビューティーコンサルタントとして、化粧品の特徴や使い方を説明し、オンラインカウンセリングも承っているなど、視聴者とのコミュニケーションを重視した戦略をとっています。

AEON(イオン)

AEON(イオン)

 

LIVE SHOPPINGという名称でイオンモールは2021年3月よりライブコマースを開始しています。専門店スタッフと視聴者がコミュニケーションをとる新たな取り組みとすると共に、LIVE SHOPPINGからリアル店舗に送客するOMO施策として期待しています。

UNIQLO(ユニクロ)

UNIQLO(ユニクロ)

 

ファーストリテイリング(GU・ユニクロ)は、「GU LIVE STATION」と「UNIQLO LIVE STATION」それぞれでライブコマースを行っています。配信は商品を紹介を交えてファッションコーディネートを解説し、視聴者の質問に答える形式です。

GU LIVE STATIONの配信場所

  • ジーユーオンラインストア
  • ジーユーアプリ
  • Style Hin
  • STYLE STUDIOページ

UNIQLO LIVE STATIONの配信場所

  • ユニクロアプリ
  • ユニクロオンラインストア(ファストリ運営の着こなしアプリ)
  • StyleHint

西武そごう

西武そごう

 

西武とそごうは「チョコレートパラダイス2021 LIVE COMMERCE」という名称でバレンタインデーイベントを3日間ライブコマース配信しました。例年であれば催事場で行う有名パティシエのトークイベントが配信されるとあって、ECサイトのアクセスは200%以上を記録して300個の商品が売れました。

ミツカン

ミツカン

 

ミツカンは主力商品の「味ぽん」と「金のごまだれ」を中国向けに売り込む際に、ライブコマースを採用しました。配信にあたってはKOLの2億人にリーチできるECネットワークを活用した中国人インフルエンサーの力もあり、想定以上の月間6,000個の販売できたとのことです。

SEEC(シーク)

SEEC(シーク)

 

インターネット広告代理店SEECは、中国向けに沖縄物産品をPRするにあたり、微博でフォロワー数500万人を超える林萍さんを配信者に迎えたライブコマースを企画しました。結果、900個の商品販売で売上150万円、視聴者数6万人超となり、海外アピールが出来た事例として、地方創生を目指す自治体から注目されています。

 

林萍

 

 

ライブコマースのライブトルッテ

スタッフ対複数の視聴者の接客スタイルから、1人対1人の接客スタイルまで対応可能なライブコマース