先週の20日に、トランプが第45代アメリカ大統領に就任。
ワシントンD.C.では、就任直後に早速デモが発生し、一部が暴徒化。
マック、スタバが襲撃されたり、リムジンが炎上する映像が配信され世界中を震撼させた。
トランプ大統領の以下のような言動が、反発を生んでいるのは皆様ご承知の通り。
・ 違法移民を認めず、人権さえも侵害するような発言
・ メキシコ国境間に壁建設
・ 人種差別、LGBT差別をするような言動
・ 環境問題に対する無関心な政策
・ 保護貿易主義、国外企業に米国内での製造を要請
・ トランプ陣営報道官によるマスコミバッシング(圧力?)
などなど
反グローバリズム、反グローバル経済の勢いの高まり…
文化的にも、経済的にも閉鎖的な国造り…
トランプ政権を一言で例えると『米国の中国化』と言えないだろうか。
さらにこれらの政策により、トランプが掲げる富の分配が起こり得るのか疑問が残る。
保護貿易&市場主義を導入している中国さえも、
ジニ係数ベースの所得分配は米国を上回るレベル(=中国の方が所得分配が不平等)。
最下層の農民は搾取され続け、役人や役人とコネがある経営者が莫大な富を生んでいる。
即ち、単純に保護貿易、グローバル経済といった思想だけでは、経済は語れないということでしょう。
果たして世界が二つの身勝手な超大国を許容できるのか、大きな焦点になると思う。
新年早々、世界情勢に対する不安が募って仕方がない。