よく耳にする言葉だが、

「日本人の中年がアジアで女性にモテルのは、本人ではなくお金のおかげ」

ということを耳にする。さぁ、ちょっとこれについて書いてみる。

確かにその言葉は大きく間違った意見では無いと思う。

一方、この言葉には少しミスリーディングな意味が含まっていると思う。というのも、とにかくこの言葉から受けるイメージは悪い。まるで、その日本人の中年を卑下しているような書き方で、アジア人女性も卑下をしているような書き方だ。説明しよう。

まず、「お金=モテル」、の公式は確かにアジアにも見られるが、それは世界共通のもの。悪いが日本人女性もちょっと高いだけで、基本的な方針はあまり変わっているようには思えない。むしろ絶対数的に「お金=好き」という感覚は日本人の方が高いのではないかとも思う。

日本の平均給料は400~500万の間にあるというのに、日本人女性が妥協できる男性給料は600万オーバーだそう。言うが、平均よりも20%以上高い給料をもらうのは相当難しい。この日本では基本的に本人の努力ではそうそうお金はもらえない。会社や周りの環境に大きく影響されるからだ。すると、この平均的なお金の要望は非常に高く現実を見ていないということにも捉えられる。

自分の周りでもいないものか?起業してお金を持った男性陣。彼らの夜の派手な生活を聞いたことはないか?彼はは本当にびっくりするくらいの女性と一緒に過ごした経験を持っている。想像以上だ。これは、日本人女性の多くがお金/それを達成した男のブランドに意識されたものではないのか?それと、汗水たらして働いて貯めてきた日本人中年がアジアで「モテル」のと一体何が違うのか?

自分も外資金融で働いているということで、色々な女性と接する機会は増える。しかし、もともと貧乏生活になれている自分は、女性が求めることには敏感に感じてしまう。ちょっとでもお金/ブランド目当て風に捉えると逃げる習慣がある。なぜなら、お金が無くなった瞬間に捨てられるという不安があるからだ。もし自分が今の会社で働いていなければ、きっと彼女は自分に興味を示すことも無かったと思うからだ。そんな状況とアジアでの状況の一体何が違うのか?

上の言葉からもあるように、少し無理矢理、日本は日本を美化する傾向があると思う。男性に求める要素はなにか?優しさ、楽しさ、面白さ、特別感、センス、お金、ブランド、ステータス、色々あると思う。しかし、その趣味思考は日本だけのものではない。8年間の海外生活を通して色々な背景や国籍をもった人と接してきたが、男女が根本的にお互いに求める要素に大きく乖離はない。

例えば、有名インターネットなどの社長と日本人女性が偶然であい、その人がどこか欧州出身の金髪、青目で優しく英語で話しかけてきたら、、、その人のベンツに乗せてもらい、自分だけのために特別なホテル最上階の夕食を満喫したら、その日本人女性は本当にその男性に興味をしめさない自信があるだろうか?

自分が日本で一番感じることは、一般的に人は(日本人は)想定範囲内のレンジにあるべきという文化が強いこと。これはちょっとしたことで、例えば「芸能人ネタ」について。細かく内容をしって何時間にも渡るトークをできる必要はないけど、ある程度の基礎知識をもっていないと、「変な人」、「普通ではない人」になってしまう。その他の色々なネタでも、ある程度の範囲で身につけておいて当然という文化がある。

自分が日本に再度戻ってきて感じているのは、自分は日本国籍持っていて、日本人の容姿を持っていることで、周りの人が当然だけど、みんなと同じ日本人的であるべき、と接してくること。実際は、自分は17歳からアメリカ合計8年間住んでいる。日本の高校も大学も行っていない。しかし、他の日本人と同じ行動ができないと、「変な人」とのレッテルを張られる。そんな気がする。

まぁ、こんな文句を言ったとしても何も変わることはない。でも単一民族のこの国では、人間のコミュニケーションが複雑すぎると思う。いや、なんでか複雑に無理矢理しすぎていると思う。アメリカの場合は、もっとコミュニケーションがシンプルだと思う。会う人会う人が違う背景を持っているから、日本では当然で聞かない質問も色々と出てくる。そして、それを聞くことになんのおかしさもない。「Where are you from?」、「What languages do you speak?」、「How many countries have you ever lived?」などなど。肌の色も目の色も文化も全て何もかも、自分とは違うかもしれないという前提でコミュニケーションを始める。日本は逆で、前提として、「あなたも私も全て同じ(色、言語、文化、生活風習などなど)、じゃあお互い知っていることはなしましょう」ベースになる。共通の話題が無いと、会話が進まない。簡単なことだけど、そんなことで日々のコミュニケーションの面白みのなさを感じてしまう。一方、それで生まれた独特な文化がファッションであり、メイクであり、その他ユニークな日本文化だよね。全く人と同じ容姿などから自分感を出そうと、奇抜な容姿になる。そして、それが海外でおもしろがられてブームになる。
究極の質問:

「もし明日世界が終わるのが確実だったら、それまでに何をしたい?」

色々な回答が出ると思う。「家族と過ごす」、「恋人にあう」、「持ってるお金を全部使う」、「会社を辞める」、「好きな場所へ旅行へ行く」などなど。書き始めたら切りがない。

しかし、この質問はどうだろうか?


難解な質問:

「もし明日世界が終わる確率が30%だったら、何をしたい?」

果たして、この確率で会社辞めますか?今持っている/築いてきたものを捨てられますか?

会社のある上司が言いました。

「世の中の大半はグレーゾーン。多くの人はグレーゾーンの中に生きている。金融は白黒の世界、だから難しい。」

一方、こうも考えられる。私たちが生きている世界のほとんどがグレーゾーン。2つ目の質問の通り、確率論でもある。だからこそ決断をおろすのが難しい。だからみんな深く悩む。
今日は驚くことが2つもあったので書くことにする。

一つ目は「退職」について。

自分とは同い年だけど、会社では1年上の人が今日退職を発表した。その人とは仲が良かったので特に驚きはしなかった。前から今の仕事について疑問を持っていたからだ。普通、この業界で首になる時は、ある日突然呼び出されてそのまま帰宅となる。自分の席には戻れない。セキュリティーにお供されてエレベーターで下まで送られる。冗談に聞こえるが本当の話だ。何度も見てきた。一方、自分から退職すると1ヶ月間くらいの猶予期間がもらえる。そこで有給休暇を取って1ヶ月を潰すケースが多い。彼もその道を選択するらしい。

さて、退職の理由についてだが、自分の事業を始めたいという。好きでもないことに一日16時間の労働力を費やすのはもういやだという。彼ももともと留学組。アメリカの超トップスクールを卒業している。彼は言った、「オレは日本では勉強ができなかった、でもアメリカでは優秀で通った。きっと自分の輝ける場所があるはず。しかしそれは少なくともここではない。あのときの自分の気持ちを取り戻したい。一から自分の力で築くあの満足感を」。なるほど。彼と自分は似ている環境を通っているので非常に好感できる。彼はアメリカ時代の親友と中国でビジネスを始めるらしい。退職してから数ヶ月は準備期間、それから中国にわたって一から自分の事業を開始するようだ。

きっかけについて。なかなか面白い。金曜日の朝1時まで仕事をして、そのまま土曜日の朝に韓国旅行をしたらしい。日曜日の夜に帰ってきて、そのまま出社した。その夜のオフィスで退職を決意したらしい。次の日に上司に退職の意を伝えた。人生何がきっかけでどうなるか本当に分かったものではない。自分という一番知っていると思う存在でも、分からないことはまだまだ多い。

2つ目は「事業撤退」について。

自分のアメリカでの親友で、1ヶ月前にタイに事業をしに移住した人がいる。奥さんが留学時代の同級生でタイ人だったので、あまり不思議な話とは思えない。アメリカでは法律事務所のテクノロジー関係の仕事をしていた。給料も非常に羽振りのよい会社で、彼が退職するときは多くの反対があった。休みが取れる、給料は良い、会社も安定している。3拍子そろった完璧な環境とも言えるが、彼には満足ではなかった。タイという異国の地でなにか違うことをしてやろう。彼は強く思っていた。

1ヶ月が過ぎ、色々な現実を体感したようだ。彼は貯金もあり、タイでは良いアパートに住めている。奥さんも大学の助教授をしていてそれなりの収入もある。しかし、彼は無職だ。事業の話もなかなか進んでいないらしい。その中で、夫婦揃って食中毒になるという事件が起きた。彼は異国の地での非常事態にそうとう焦ったらしい。

今は、夫婦揃ってアメリカに戻る話をしているようだ。もうそこまで話が進んでいると、これ以上事業の立ち上げに力を入れる様子もない。事業撤退だ。そもそも事業立ち上げてもいない。「何を考えているのか?」と言いたくもなるが、食中毒以外にも色々な理由はあるのだと思う。友人として勝手なアドバイスだけはしないようにすることにする。

本当に人それぞれ色々な道がある。

1休さんもアントニオもよく使うことば、

「そもそも道なんてない。あなたの進んだその一歩が道を作る。あなたが自分の道を一歩一歩作っていく。いいじゃないか、分からなくても。不安になっても。あなたが歩けば、その一歩でまた道は作られる。迷うことはない。進めばいいんだ。」

その通り。誰にもわからない。私だけの道。
先日仕事が11時に終ってから、眠い目をこすって金融で働く女性達と飲む機会があった。

そこで、特に驚きもしなかったが面白いことがあったので書くことにする。

一緒にいた彼女達は外資系金融のバックオフィスで働いている。

金融という仕事は、①フロントオフィス、②ミドルオフィス、③バックオフィス、という3段階に分けることができる。

フロントオフィスは営業、トレーダー、アナリスト、といったお客さんと直接仕事をして会社に利益を上げる部門のことをさす。

ミドルオフィスは、フロントオフィスで仕事をする人達のサポートだ。トレーダーが出したオーダーを整理したりする仕事がある。

バックオフィスは人事部だったり、テクノロジーだったり、コンプライアンスだったりして、金融ビジネスにあまり直結しないが、会社運営を手伝う仕事だ。

金融の仕事といったときに、恐らく多くの人が想像するのはフロントオフィスだ。そして色々な意見はあると思うが、フロントオフィスのストレス度合いは他部署に比べ物にならない。お客さんに怒鳴られ、長時間労働に耐え、常に具体的な成果を求められ、一秒単位の仕事に徹するからだ。

ミドルオフィスやバックオフィスは女性の割合がフロントオフィスと比べて大きい。それもそのはず、差別をするつもりはないが、長期的に一般的な女性がつく仕事とは思わない。長期的な男女特有の人生設計を考えると、どうしてもキャリアの途中で不利になる点が出てくると思う。その前に偉くなってしまい、マネージメントの位置にいければ別の話だが。。。

本題に入るが、やはり外資金融のミドル、バックオフィスで働く女性は男性に対する理想が高い。本人達に言わせれば、「そんなことはない」と否定したがるが、とにかくスタンダードが一般的にズレていると思う。

自分達もある程度の給料を貰っていて、常に大きい金額を動かして高い給料を貰っている布団とオフィスの男性達を見ているため、日本の社会の男性はそれ同等、もしくはそれ以上であるべきと勘違いしているケースが多い。彼氏が日本人ではなく、外人しかできないのは当然だと思う。

一人の女性は同じ会社のフロントオフィスの男性を結婚をしたのだが、毎日旦那さんの仕事が12時を回るので、毎日セレブ気分で友達と遊び歩いている。浮気等は全くしないらしい。自分はバックオフィスなので仕事は基本6時には終る。都内のマンションも買って、良い生活はできている。

そこで、彼女に聞いてみた。「彼はフロント業務で高い給料貰えているけど、もし数年後に金融に疲れて、事業会社に移ってゆっくりキャリアを積みたいって言ったらどうする?」。彼女は自分の質問の意図が分かっていない。なので続けた。「事業会社になると給料って半分以下になるケースがほとんどで、税金の関係があるから初年度は実際の手取りは無いに等しいよ」。彼女の顔が変わった。そして、その場にいた金融で働く全ての女性の顔が変わった。。。。そのあまりにも重い空気は今でも忘れられない。

彼女は答えた、「彼が仕事辞めたいって言ったら、もっとがんばって!て言います」。僕は信じられなかった。やっぱり、彼の健康や意思よりも、今の生活レベルとステータスを選ぶのか?彼を個人的に少し知っているが、彼は今の仕事を長期的に続けることができないのを分かっている。体力的にも精神的にも。しかし、話を聞くところ、彼女にはその用意はできていないし、そもそもそんな考えはない。

もちろん考え方は人それぞれ。しかし、そのような女性とは個人的にはいくら外見が良くても、やはりつきあえない。

最近もまだまだ考える、今後の自分の方向性。

日本の事業者に戻ることも考えた。でもそれで本当にいいのだろうか?日系の会社を辞めて大学院に行ったのは、日本の年功序列が嫌で、自分の実力を試したくて、世界を見たくて、自由になりたかったからじゃないのか?日本の事業者に入ってそれが本当にできるのか?

毎日の自問自答。なかなか出てこない回答。しかし今の会社での奴隷のような生活はためらいも無く続く。削られる自分の寿命。何かしなければ行けない、焦り続ける毎日。

ネットで自分のスキルに合うような仕事を探す毎日。そしてたどり着いた一つの求人。ニューヨークの数年前に立ち上げたばかりの金融関係の情報提供会社。要件が自分の背景とこれ以上無い程マッチしている。そして驚くことに、自分の大学院のクラスメイトも同じ会社に勤めていることが分かった。早速Facebookを使って彼に連絡を取った。彼はタイ国籍の大学院同級生。仕事は楽しく生活も十分持てるという。そして1年間ニューヨークの会社を勤めた後、上海に転勤するというのだ。もちろん給料ベースはアメリカのまま。聞くだけではものすごく良い案件に思える。果たして応募するべきか。。。。悩む。。。

上海という場所で仕事をしてみたいとも思ってみた。休みが取れるような環境であれば、日本にも帰れるし、上海という環境で経験をつめるのは自分のキャリアを考える上でもプラスになる可能性が高い。

ニューヨークに行けば友達もいる。ニューヨークに戻るということは今まであまり考えていなかったが、これも一つの手なのかもしれない。日本の事業者に適当に戻ろうとするよりも、もう少し冒険してみるのも良いかもしれない。人生で一番大切なのは波に乗ること。

ニューヨークは自分の思春期を過ごした場所。8年間という自分の人生の4分の1以上を過ごした場所。ここには自分が活かせる場所がまだあるのかもしれない。もう少し考えてみようと思う。
この間の同い年くらいの人が集まった飲み会で興味深い話が出たので書いてみる。

このブログの中心となるのは、「外資系金融に入りたい日系社員」と「外資系金融から去りたい社員」だ。

①「外資系金融に入りたい日系社員」
彼は現在、日系の金融関連の会社で仕事をしている。直接金融というよりかはATMなどの関連業務をしているらしい。彼曰く、彼の会社は残業するのにも前日の申請が必要、有給は基本20日程度あり基本全日消化らしい。なんて良い会社なんだ。。。。彼が今の会社への不満は、1)仕事にドキドキ感がない、2)成果を残してもそれが金銭という報酬で返ってこない、3)なかなか海外での勤務がない、の3点らしい。そして、外資の投資銀行業務に興味があるらしいのだが、睡眠はキチンと取りたいらしい。

まず彼が求める採用は難しいと思う。

外資の金融でドキドキ感があるのは、フロー系の営業かトレーダーのみだ。フロー系というのは商品が複雑ではなく、売り買いの量をこなして儲ける業務。一般に良く話しにでるデリバティブというような複雑な商品とは逆の立場になる。トレーダーは多分ドキドキだろう。どちらも1秒で商品の価格が変わり息も付けない状況になる。一方、投資銀行業務は時間の流れがもっと長く、超超時間労働となる。案件が取れない場合はプレゼンテーション資料を上司の言うままに作成する渋い業務が続く。仕事があまりなくても待機していなければいけない空気が強く、彼が望む一日7時間の睡眠を取るのは無理だと思う。

給料についても少し微妙だったりする。リーマンショック後から投資銀行業の給料システムは変わっており、今まで通りの大きいボーナス支給はなくなりつつある。その代り基本給が上がっている感じだ。なので、方向性としては彼が望むのとは逆方向に業界が向かいつつあるということだろう。バブル時代から金融でおいしい思いをした人は、今の給与システムに愛想をつかし、業界を離れる傾向がある。それをいっても今現在で得られる給料は日系の一般企業よりも高めだが、長時間労働、ストレス、解雇の可能性を加味すれば、まったく日系の長期的報酬にはかなわないと思う。

外資系に就職して、海外で働きたいというコメントは間違っている。外資系につとめた方が恐らく海外勤務の可能性は低いと思う。特に日本採用の場合だ。外資金融会社は本社がヨーロッパかアメリカにあるケースが多く、本社採用の人間はやはり格段と強い。その次に香港とシンガポール採用が強く、日本採用のランクは最低だ。外資系企業に取って、日本採用はローカルの現地採用にしかすぎないのだ。極端な例だが、日本メーカーが東南アジアに工場をつくり、その管理のため現地オフィスを設立するとする。その現地オフィスで現地採用された現地スタッフが、日本に駐在するだろうか?日本の本社には他に色々な仕事があり、既に日本採用で現地を管理する人間はいる。東南アジアで現地採用されたスタッフは、その現地オフィスに日本から派遣された日本人が多くて、仕事の環境が日本的と思うはずだ。日本にある外資系金融も基本的にそれと何の変わりもない。海外出張するケースはもちろんあるが、日本人として駐在するケースはほとんど無いと思っていい。

②「金融を去りたい社員」
かなりしょっぱい話になってしまうが勘弁していただきたい。彼は30歳後半で現在無職。日本でエリート社員になり、アメリカの有名大学院に進学、そしてヘッジファンドというものに出会ってしまった。ヘッジファンドで働くのは、多くの金融を目指している人にとってはあこがれなのではないだろうか?少なくとも自分もそうで、そのステップとして現職についた。彼は1年ちょいで3社を渡り歩いた。なぜか?全て彼の属していたヘッジファンドがつぶれたからだ。自分の給料の一部も投資していて吹っ飛んだらしい。日本にはそもそも多くのヘッジファンドはなく、3つもつぶれてしまうと、次もなかなか見つからないし、そもそも次を探しても本人も怖いだろう。自分の資金で投資もしたが、痛い経験で終っているらしい。日本での再就職は難しい。日系大手は30代後半の採用はしたがらないし、外資金融でまたキャリアを積み直すには少し年を取りすぎている。そこで、彼は事業者に興味があるらしいのだが、事業者も厳しい。経験がないといけないからだ。しかし金融という経験しかない彼には、事業者のハードルはあまりにも高すぎる。

外資金融といって一時期日本でもブームになったようなのだが、あまりにも日本全体の、それに対する受け皿がなさすぎる。他の人全てが年功序列、新卒一括採用のなかで、外資金融という風習はあまりにニッチだ。現状の金融市場が縮小している日本ではその最悪さが加速している。



経験をしなければ分からないと言うが、その二人の向かいたい方向は全く逆だった。どちらも本気なのだ。本気でその方向に走りたいと思っている。これを見ていると正解という正解ってあまりないのかなと思う。自分は外資金融から離れたいと思っている人間だが、自分が離れても、自分のポジションにつきたいと思っている人は多くいるのだろう。市場は面白い、買い方と売り方が両方いて、市場が成立する。
大学と大学院がニューヨークだったので、今まで様々な国/背景を持った人と接してきた。
その中でも自分の周りの環境の話になるが、色々な国/人の仕事環境について考えた。

【アメリカ】
最初に書いてしまうが、やはりここが自分に取って一番環境が良い場所だと思う。弁護士、投資銀行、医者をのぞいた一般的な話になるが、アメリカ人は基本的に非常にバランスの整った仕事環境を持っている。仕事時間も無駄な残業をしない、有給休暇もきちんと取る、実力主義の味もある。3拍子揃っている。もちろん、仕事場それぞれの政治的厄介さもある。しかし、それは日本の比にはならないくらい軽い。職場同僚の誕生日をオフィス内で祝うのは最もアメリカらしい。突然の解雇、という話もあるが、それはどの国でもあること。アメリカは転職市場がかなり充実しており、履歴書にも年齢や性別を書くことは法律で禁止されている。やり直しができる国。自分が勝負できる国。それがやはりアメリカの根源だと思う。

【イギリス】
イギリスと書きながらヨーロッパ全体の話になると思う。正直あまりしらない。が、自分の会社のヨーロッパ本社の同僚やその友人の話から広げる。やはり現代文明が始まったヨーロッパ。世界が会社だと想定すると、ヨーロッパは世界の上司的存在で余裕がある。転職市場もアメリカ並みではないものの、十分な環境はそれなりに備わっている。そしてあまり働かない。自分と同じ会社のヨーロッパ採用は初年度から有給休暇が25日ある(日本は10日、次年度20日、しかし取れて2日間)。そして彼らはそれを全て消化する。労働時間も短い。自分と同じ仕事をしている同期も朝7時から夜6時くらいの業務だ。それでも働く方と言われている。タイで一度知り合ったイギリス人も、1ヶ月間の休暇中だと言っていた。それに世界的な給与水準も高い。全てが揃った環境だと言える。

【中国】
同僚の話から広がったのだが、中国の人はあまり働かないらしい。この話は一般的な会社員に限る。工場などは対象から外す。基本的に9時から5時の勤務時間で、夕食は友人たちとという流れが多いらしい。夕ご飯を一人で食べる文化は日本のようになく、友人との時間を至福の時と考えているのだろう。転職もある程度はあると聞いた。

【台湾】
ここの環境もそれなりに言いと思う。自分の元彼女は台湾人だったが、昼寝休憩1時間があった。残業も日本程のすごさはなく(投資銀行などの仕事はのぞく)、ライフワークバランスは整っている。ここもやはり中国系で、アフターファイブの友人との夕食は大事にしているらしい。転職市場は非常に活発の様子。前に新聞でみたある記事が心に残っている。日本の車会社(たしか日産)で派遣社員を数年していた人が、あまりの社員との対応の差に限界を感じ退職を決意した。その後日本国内での転職に力を入れたが、どの会社もこの人が派遣社員だった、ということで相手にしてくれなっかたのだという。そこで彼は日本をあきらめ台湾のある会社に履歴書を送った。すると話がうまくまとまり「是非、我が社にきて下さい!」となったという。彼は最後に言った、「日本では私はただの派遣社員として扱われ誰も相手にもしてくれなかった。だけど私の履歴書は台湾では完璧だと捉えてもらえた」。今でも心に残っています、この新聞記事。

【タイ】
さすが発展が続く国、週休1日の国。残業時間は人それぞれと聞いたが、日系の会社に勤めていた自分の友人は一日勤務が14時間と長時間だった(旅行関係)。国の祭日も比較的短く、休みが意外となかなかない労働環境だと思う。転職市場はそれなりに活発との話も聞いた。アメリカ大学院の同級生はタイに戻り大学の助教授をしている。週3回勤務のパートタイムだが、月給が15万円とかなりタイでは高い。もう一人大学時代の友人がコンサルティング会社に勤めており、タイでの月給が月35万という話。タイは発展途上国で貧乏な国というイメージは捨てた方が良い。発展途上国という定義を色々な人は読み違っている。みんな貧乏ではなくて、貧富の差が日本などに比べて大きいとの意味合いが大きいと思う。実際、自分よりも給料をもらっているタイ人は何人も知っている。

【インド】
ここも週休1日で休みがない。高給取りになるにはやはり、海外で働くことを目指す人が多い。外資もそれなりにはいってきているので、そちらの高給取りを目指す人も多い。個人的には中国人とインド人とは競争したくない。大概勝てないからだ。同僚にはインドのIIT(Indian Institute of Technology)出身が多いが、とにかくロボコップ並みに頭が良い。話していて嫌になってくる。中国はバブルでもしかしたら経済ハードランディングという話もあるが、世界がインド人や中国人で運営されていく時代は確実にくると思っている。

【シンガポール】
あまり多くの情報はないが、転職が最も盛んな国だと思う。経済発展と異文化で細かいことは気にしない。要は仕事ができればいいのだ。気に入らない仕事であれば、数ヶ月で辞める。そして次が見つかる(もちろんそれなりの実力があれば)。そんな競争力の高い、イケイケの国なんだと思う。

【香港】
ここは賛否両論だと思うが、同僚を見ている限り、日本並みにひどい環境かもしれない。自分の同僚は睡眠時間4時間以外は全て仕事に費やしている。中国人の友人もアジアでは仕事が長くて嫌だと言って、アメリカに残っている人が多い。

【日本】
さて、もうあまり日本について書くことは少ないでしょう。
①無駄/サービス残業多い
②年功序列
③非実力主義
④飲み会
⑤なぜか休み取れない
⑥転職できない

かなりバイアスが掛かったブロブですがお許しください。。。

最近よく耳にするのは「不労所得」というキーワード。

ここで金融マンとしてこの言葉が「意味しないこと」を考えてみる。


★「意味しないこと」★

①手持ち資金の投資ではない
まず例えば例外として、オイル市場に昔レバレッジ(借金)掛けたら資金が何倍にもなったということがある。でも、これは不労所得ではなく単なる「背水の陣」で賭けに勝ったのみのこと。基本的にレバレッジを掛けるのは理論的に負けも倍になる。
一般的に株など金融商品への手持ち資金を使った投資は不労所得にはならない。不労所得の定義にもよると思うが、ここでは「リスク低く、安定した生活の補助となる資金」と位置づけたい。例えば今、東電の株に全資産突っ込んで、上がるかどうか待つのは博打に過ぎない。投資というと、リスク/リターンを計算して最小限のリスクで最大限のリターンが歴史的に確認された金融商品に分散投資することになる。一方、それでも生活の補助となる金額が定期的に得られる可能性は高くないだろう。リターンといっても良くて2-3%と言った感じではないか?個人資金1000万いれてリターンが毎年20万あればすばらしいと思う。しかし、リーマンショックや東日本大震災等のイベントでそれが全て吹っ飛ぶ可能性も長期的視点では高い。世の中にあるヘッジファンド等が大きな利益を出しているのは自己資金の何倍ものお金を使ってそのリターンを倍にしているからだ。もちろんそれを個人でやるのは理にかなわない。ヘッジファンドはあくまで人の資金を運用しているのだ。そして、世の中のニュースにはバイアスが掛かっている。大負けしたヘッジファンドの話はあまり聞かないが、失敗する方が断然高い。最後に、投資信託を運用するとかなり高い手数料を取られる。理論的には個人レベルでは結果として儲からないというデータもある。金融マンが投資で独立しているケースを聞かないことをよく考えてほしい。

②小型アパート経営ではない
自分でよく勉強して、ローンの返済と家賃収入の現在価値を計算する必要がある。そこで、空き部屋になる確率も加味して確率論も細かく計算する必要がある。そして、この日本では個人的にはあまり個人資産で返るマンションで美味しい話は無いと思っている。実際に実家でも小型アパートを経営しているものの、全く不労所得になっていない。空室はでるし、定期的に屋根塗り/壁かえもする、保険など掛ける必要がある。結局税金対策程度で不労所得にはなっていない。不労所得のイメージでは、もともとの地主で大型マンションをいくつか持っている時点で安定した不労所得となるのであろう。

③ブログのアフィリエイトではない
Yahooなどが広告収入で長期間安定した収入があるのは、常にアップデートな情報を提供しているから。それをうまく利用したのが、Amebaだ。個人ブロガーに新しい情報を提供させることで、自分たちはその場を提供する不労所得(に近いもの)を得ている。もちろん、会社なので、細かい調整や仕事はもちろん多くある。言いたいのは、アフィリエイトは常にブログを魅力のあるものに更新する必要があり、いつかは飽きられ収入がこなくなる労働にしか過ぎないということ。

④FXトレードではない
個人のトレードで長期的に儲かるのは確率論です。統計を取れば何%の割合で、身長何cmの人が生まれる、と同じ原理。相場の向き不向きは確実にありますが、そんな確率論重視の投資は不労所得とは言いません。

そもそもそんな多くの不労所得がある訳ではないと思う。経済はお金が回って成り立っています。そもそもお金は「何か」に対する対価として、一般に認められた創造物にしか過ぎません。その作られた価値を日本銀行が中立的に保証しているにしか過ぎないのです。みんながみんなただ座って不労所得を待つだけでは、お金は回らず、経済は回りません。働く人がいて初めて(不労)所得が発生するのです。

不労所得はそんなに良いのもでしょうか?もちろん楽して安定したお金を稼ぐことにこしたことはないかもしれません。だけど、「誰かのために自分が動いて、それで自然とお金がついてくる」というのが本当の意味で自分を満足させてくれるのではないでしょうか?もちろんそれが実現できている人は少ないかもしれない、だけどそれを達成しようと努力している人の方が、不労所得とただ考えている人よりも客観的にみてすばらしいと思います。目指す場所は不苦所得であり、不労所得に注目しすぎるのはどうかと思います。

人生は終わりが分からないマラソン。自分も投資銀行でできるだけの期間働いて、貯金貯めて早期退職を考えていた時期があります。だけど、今我慢して、つらい思いして、人生つまらなくて、早期退職できたとしてもその後に何があるんでしょう?劇的に今の自分の人生が変わるのでしょうか?明日何かあるかもしれない人生、自分の満足のためにも、他人の幸せのためにも、常に動いていきたいと思います。