饗乱の三日間が終焉を迎えました

王国のしきたりが整えられ。数え年が廃止となったため。新年と共に40代を迎えていたジョンス王子は。30代に逆戻りすることになりました。三日間だけ

その三日間。飲めや歌えやの、ド派手な宴を催したジョンス王子は。12時の。王子の生誕を祝う鐘が、鳴り響くと同時に。居室に引きこもってしまいました

『ほっとけ。あんなやつ』

ぶつぶつ言いながらも。代務を果たすために、ヒチョル王子が執務室に向かいました

《ヒチョル王子は、まだ三十代じゃん》

壊さんばかりにドアをノックしたヒチョル王子に、そうジョンス王子は言い放ったのでした

『どうせさ。そのうち、しゃべりたくなって出てくるよ』

黙ってられないひとだから。それでも...だめだったら?

『そのときは、ヒチョル王子の出番だよ』

もうすぐ誕生日だろ。あ、そうか...ジョンス王子は。それを見越して、引きこもったのか...

ことあるごとに、ジョンス王子をいじるヒチョル王子が。それをネタにすることは、簡単に予想できました

『そもそもさぁ、あんなきれいなのに。何で歳なんて、気にするのかなぁ...』

『リョウク王子に、言われたくないと思う...』



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