※ロシエントでラテンかますドンへを見ていたら。社交ダンスを踊らせたくなった件←
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ヒョクチェ side
『お前な...』
大会前に。パートナーに逃げられるって...何やってんだ。深夜のチキン屋で。頼んだチキンに手もつけず。ドンへはテーブルにつっぷしている
ドンへは。そこそこ有名なダンサーで。数週間後に。国内最高レベルの大会を控えていた。ランクインすれば。世界大会も夢じゃない
それなのに。パートナーに逃げられた。こともあろうに、ライバルと恋仲になって。駆け落ちしてしまったんだ。国外に。何度もパートナー解消を迫られていて。断り続けていた挙句の出来事だ。大会にはエントリーしてはいないことが。唯一の救いだろうか...
『パートナーとしては、最高だったんだよ...』
ペアで踊るソシアルダンスは。個人のスキルはもちろんだけど。お互いの相性も重要だ。息が合わなければ。指先、つま先、視線まで。ぴったり揃えるのは難しい
『で、どうすんだよ』
棄権するのか?3本目のヤンニョムチキンにかぶりつく。ぐったりへこんでいたドンへが。急にがばっと立ち上がった。あわ...コーラが...な、な、な、何だよ...
『ヒョク!パートナーになって!』
はぁ!?ヒョクならできる!?チキンでべとべとになった手をつかむ。ダンスの心得はあるけど。ソシアルダンスは門外漢だ。あと数週間で、どうにかなるもんじゃない。それに...パートナーってことは...女装しろってこと!
『大丈夫!今度の大会、ジェンダーレスだから!』
そうゆう問題じゃねぇわ!
散々、逃げまわったけど。ドンへに拝み倒されて。履き慣れないヒールで。容赦ないスパルタレッスンを受けて。全身、ばっきばきの筋肉痛にのたうちまわって。俺は。ドンへにエスコートされて。フロアに立った
そして...
《優勝は...ドンへ&ウニョクペア!》
嘘だろ...
『ヒョク!ありがと!』
キラースマイルを撒きちらしながら。トロフィーを高々と掲げて
『世界大会もよろしく!』
そういって。俺の頬にキスをした。一斉にたかれるフラッシュに。目眩がした
《諦めが肝心...》
@osen
※画像お借りしましたm(_ _)m
※本日のラインナップ