※美容師ヒョクチェとお客だったドンへのお話しです
※おんぶネタ、どれだけ使い回す(笑)

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ドンへ side


ヒョクチェから。わけのわからない電話があった。今日は、系列店のマネージャーが集まって。慰労会があるとかで。お酒を飲むのはわかってたけど。だいぶ呂律がまわってなくて。一方的にきれてしまったから。ちょっと心配になって。迎えに行くことにした

店の場所は聞いてたから。どうしよぅ。ヒョクチェに電話してみよーか。それとも。中に入って、様子を伺ってみよーか...悩んでいると、店のドアが開いた。ウニョク、大丈夫か?だいじょぶ、だいじょぶ...全然、大丈夫じゃない足取りで。子どもみたいに、ほにゃほにゃと手を振りながら。ヒョクチェが出てきた

『あ、どんへら』

すぐに俺に気づいて。どんへぇ。足をもつれさせて。べったりと身体をあずけてきた。う...おも...

『あ、ドンへくん。来てくれたんだ』

こいつ、電話してたもんな。でんわぁ?何だよ、覚えてないのかよ。うぅん...ひょっちぇ...

『ぼ、僕が連れて帰ります』

これから二次会だとゆー、みなさんに手をふって。俺も行くと、駄々をこねるヒョクチェをなだめて

『ほら、おぶってくから』

んー...もー半分、寝ちゃってるのを。背中に乗せて。よいしょっと。ちゃんとつかまっってて。ん...素直に俺の首に腕をまわす。吐く息で。首筋がアツい

ぅ...酒くさ...どんだけ飲んだんだろ。酔っぱらったヒョクチェを、見たことがないわけじゃないけど。僕が飲めないから。僕といるときは、そんなに飲まないし...

ヒョクチェの。あんなにかわいぃとこ。見たことがなかった。やっぱり。つきあいのながい、仕事仲間は。特別なんだろーか...

ヒョクチェは隠し事をしないから。何でもわかってる気になってたけど

まだまだ...知らないヒョクチェが。いるのかもしれない

そのことがちょっと。くやしかった


《ちゃるじゃん》

※本日のラインナップ