※なかなか終わらないので、連番ふりましたm(_ _)m←


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ヒョクチェ side



ひ、ひょが...ん...ドンへ...大丈夫だから。なだめるように、ふるえる肩をなでる。大丈夫じゃないのは、俺の方だ...



そばにいたひとに。ドンへが酔いすぎたから、休ませてくるって断って。もう結構みんな酔っぱらってるから。誰も気にしないかもしれないけど


さりげなくカバンと上着を持って。ドンへを店の外に連れ出す。特に考えがあったわけじゃない。ただ。あんな無防備な様を。みんなの前に晒していたくなかった


うごいたら酔いが回ったのか。酔いを自覚したのか。思ったよりふらふらしはじめて


『ちゃんと歩けよ』


あ...うん...ごめん...そう言いながらも。しなだれかかってくるから、歩きづらいことこの上ない


タクシー、捕まえるか。先に呼んでおけばよかった。俺の肩から。ドンへの腕がずり落ちる。おぃおぃ...あわてて身体を抱きとめる。どうやら、本格的に睡魔が襲ってきたようだ


『ドンへ。寝るなよ』


重いって。ん...カバンもあるし。脱力したオトコの身体を支えてんのは、正直きつかった。仕方ねぇか...そうだ。仕方なく。だ



入口んとこにカバンを落として。抱えていたドンへの身体を、どさっと放りだした。はぁ...疲れた...


『ん...』


ドンへがうっすらと目を開ける。ひょが...潤んだ瞳がゆらゆらとおよいで。ネクタイをゆるめてやって


『飲むもの買ってくるから。すこし寝てろ』


ん...自分の置かれてる状況に気づいてないのか...小さく息を吐いて。素直に目を閉じた



《つづく》


※色悪になる予定のぎゅ↓