※世話好きな弟リョウクと。いざとなるとしっかり弟を守る兄ドンヒのお話しです←ドンへじゃないです!ドンヒです!←自分でもまちがえそーで(笑)


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リョウク side


『ヒョン!遅刻するよ』

寒くなってから。ヒョンを起こすのが、ますます大変になった。布団の山の中から。もぉちょっと...なんて。子どもみたいなこと言って...

『わぁ!リョウク!コーヒーだけくれ』

寝ぐせも直さないまま。ネクタイをわしづかみにしたドンヒヒョンが。はぃはぃ。すこし冷ましたマグカップをわたす。ぐいっと、一気に飲み干して。あぁ...胃にわるそ...じゃぁ、いってくる!待って!

『ヒョン!お弁当!』

あぁ。さんきゅ。コマキンパも入れといたから。時間があったら、授業の前にでも食べて。おぅ。いってきます!いってらっしゃい。バタンとドアがしまって。ドタドタと、足音が遠のいていく。あぁ...もっと静かに歩いてよ。近所迷惑だ。あれで学校の先生なんてやってるんだから、びっくりしちゃう

いけない!僕も出かける時間だ!洗い物しちゃわなきゃ!


『リョウク。おはよ』

『あ、ぎゅぎゅ。おはよ』

ドアを開けたら。ちょうど、お隣りのキュヒョンも出かけるところで

『ドンヒヒョン。最近、寝起き悪いんだね』

え...何でそれを...もしかして...

『うそっ!聞こえてた!?』

うん。ばっちり...ごめん...迷惑だよね。いや。アラームより目覚めがいいから。助かってるよ。ぎゅぎゅってば...でも...お隣りさんがすっきり起きてくれてもなぁ...

『ほら。行くよ。バス来ちゃう』

あ、待って!早足で歩きだした、キュヒョンの後を追いかけた


《つづく》

※きのーの最終更新です