https://ameblo.jp/liuroom/entry-12756047588.html



ドンへ side



『ひょんあ!パンダいた!』


かわぃー。暑いからか。でっかい氷の上にぐでんと寝そべって。ほんとに。ぐでーんと。パンダって意外とでかいよな。ヒョクチェなんて、つぶされちゃいそーだ


『ひょんあ!あれ何?』


茶髪の飼育員さんが。笹の葉の束を肩に担いで、歩いてくる


『あれはパンダのごはんだよ』


ごはん?おいしーのかな...指をくわえて。くく...おいしかないと思うけど...俺たちには。急に腹でも減ったのかな。なんか甘いもんでも食べるか...


『おもしろいねぇ』


あのとなりで寝てみたいねぇ。大して動かないパンダを。ヒョクチェは嬉々として見つめる


あの短い手足に、包まれて眠っている。動物の耳をつけたヒョクチェを想像した


そりゃ...かわいーよな...




《つづく》


※きのーの最終更新です