※小ネタだけでおわるとこだった...


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ドンへ side



『ヒョクチェくん...』


あ、あのときは...ご、ごめんなさい...は?あ、あのとき...ひ、ヒョクチェくんは、な、何も悪くないのに...ぼ、僕のせいで...


『何でだよ』


朗らかにわらっていた、ヒョクチェくんの表情が一変する。誰がドンへのせーなんてゆった


『だ、だって...』


ち、ちゃんと...せ、説明しなきゃ...い、いけなかったのに...僕、見てたのに...泣くな。ばか...


『お前のせーじゃねーよ』


悪いのはあいつらだろ?ドンへをはけ口に使いやがって...どかっと。背もたれに身体をあずけて。目をそらして


『俺こそ、ごめん...』


え...結局、巻き込んだみたいになっちゃっただろ。そ、そんな...


『体調くずしたって聞いて。すごく心配で...』


でも...見舞いにもいけなかった...ヒョクチェくん...


『あれから大丈夫だったか?あいつら...』


あ...うん...それならよかった...


『ずっと...ひっかかってたんだ』


俺は...逃げたんじゃないかって...ヒョクチェくん...でも...


『ここでドンへに会えた』


すっきりと。にっこりと。だから。あのときの俺の選択は。間違ってなかったんだ。ヒョクチェくん...


だいすきだった。ヒョクチェくんの笑顔を、ちゃんと見たいのに...どんどんぼやけてく...ヒョクチェくんの目にも。きらりとひかるものが見えた気がした



《つづく》


※本日のラインナップ