ドンへ side



それはたぶん偶然で。でも必然で


シウォンと三人で、ご飯の約束をした日


シウォンに合わせて、待ち合わせ時間が遅くて。一度家に帰るのも、めんどーだったから。ヒョクチェの会社の近くまでら行くことにした。早くあがれそーなら、先に合流しよーとおもって。いつもそーだから


そろそろ連絡してみよーかな。スマホを出したとき。人混みにまぎれて、ヒョクチェが見えた気がした


あれ?もー仕事おわったのかな...


電話をかけよーとして。え...ヒョク...?


ふたりは、近くのカフェに入っていって。たのしげに話しはじめた。その子に向けられた、ヒョクチェのやさしーまなざしも。ヒョクチェを見つめる、その子の笑顔も。まぶしくて...いたたまれなくなって、その場を逃げだした


あたまん中まっしろで。立ってられなくて。別のカフェに、ふらふらと迷いこんだ...コーヒーをたのんだけど、飲む気にもなれなくて...


相手の子もスーツっぽかったから、同じ会社の子かな。かわいーかんじだったから、後輩かな...ヒョクチェは人当たりがいーから、後輩にも慕われるんだろーな...オンナの子でも...オトコでも


浮気とか、そんなことを疑ったわけじゃなぃ。そんな胸の痛みじゃなぃ。そもそも、浮気ってなんだ


ただ...

ふたりがすごくいー雰囲気で。一緒にいることが、とても自然に見えたから。恋人どーしみたいに見えたから。ふつーに


うらやましかった。あたりまえのよーに、ヒョクチェのそばにいるその子が


俺が...俺だって...


でも...もし俺が...


考えだしたらキリがない。うまく呼吸ができなくなる


ヒョク...くるしーよ...



《つづく》


※きのーの更新です。ウネですが別ウネです←