※ウネ双子設定。兄ヒョクチェは2年に進学、弟ドンへは留学中



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ヒョクチェ side


《リョウクに会ったんだって?》


その日のうちにドンへからカトクがきた


『あぁ』


報告しよーかどーしよーか、迷ってはいたけれど。何て説明していーかわからなくて


《よかったね》


よかったって...?何が...?


『知ってたんだろ?うちの高校くるの』


《まぁね。相談もされてたし。合格したのもきいてたし》


だったら...おしえてくれてもいーだろ...


『ゆったのか?』


《何を?》


俺がヒョンだって。


《ゆわないよ。名前をきいたわけじゃないから。よくピアノ弾いてた店のバイトさんが、おなじ学校だったって》


それだけ。一回しか話したことないのに、覚えててくれたって。うれしそーに


《話したこと、あったんだね》


そーだよ。あの日...お前が旅立った日に


《おなじ学校なら、うた声聴く機会もあるね》


念願かなって。うらやましいな。お前はさんざん聴いてきたんだろ。そんなに機会はないよ。たまにテレビ電話でうたってくれるけど...やっぱり直で聴くほーが響くから。それに...


《リョウクの声はなんてゆーか、特別なんだよ》


うまいのはもちろんなんだけどね


ふぅん。お前がそーゆーなら...相当なんだろーな...


ふと


俺たちが兄弟だとしったら...双子だとしったら...あの子はどんな反応をするのかな...


そんなことをおもった



《つづく》


※きのー更新です