https://ameblo.jp/liuroom/entry-12726869593.html

※すみません、また《完》詐欺をはたらいてしまいました...あと一話、おつきあいくださいm(_ _)m


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ドンへ side



くく。すげー顔だな。イケメンがだいなしじゃんか。ん...ぐず...


『顔あらってこぃ』


でもまぶたの腫れはなかなかひかなくて。すこしおちつくまでヒョクチェは一緒にいてくれた



放課後。いつもならヒョクチェをむかえにいくんだけど...もー迷惑だよな...


バス停までの坂道をひとりでとぼとぼあるいていたら


『おぃ!ドンへ!』


え...腕をつかまれる。なんで先かえんだよ。息をきらして。まだちょっと腫れてんな。きれーなしろい指でまぶたをすっとなでる。そのやさしー仕草にまたなみだがでそーになる


『なかなかこないからそっちの教室いったら、もーかえったってゆーからさ』


あ...ごめん...なさぃ...あやまんなよ。間にあってよかった。あたりまえのよーに肩をくんであるきだす


『朝はむかえにこなくてもいーからな』


おもいだしたから。あ...うん...ちょっとさみしくおもいながら


俺んち寄ると遠まわりだろ?え...しってだんだ...ヒョクチェんちに寄るために、バスを途中で降りてだんだ


『あとから乗ってくからとなり空けとけ』


俺の顔をのぞきこんで。にっこりわらって


う、うん!


『きょーははやくかえらないとな』


オンマもヌナもおどろくぞ。こころもちはやくなるヒョクチェの足取りにあわせながら、こうしてかわらずとなりにいられる幸せをかみしめた



《ほんとに完です!》