※このお話し、一週間くらいで完全読み切りでさくっと終わらせたいです！←希望
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すぐにお医者さんがきて。診察して。脈とったり。聴診器あてたり。とりあえず問題はないようですが...あとでCT撮りましょう
看護師さんをひきつれて出ていったとたん、いれかわりで部屋にとびこんできたふたり
『ヒョクチェ！』
オンマとヌナだって。俺が目をさましたことに泣いて、ちゃんと話せることに泣いて、でも自分がだれかもわからないことに泣いて...もちろんふたりのことも...
だきあって泣きじゃくるふたりをなだめていたのは、最初にドンへって名乗ったやつで
『ヒョクチェもまだ混乱してるんですよ。一週間もねむってたんですから』
一週間！？
なんだ...俺になにがおきたんだ...
ってゆーか、こいつなんなんだ
家族でもなさそーだし...
車椅子にのせられて。CTを撮りにいって。オンマとヌナは先生によばれて。ドンへってやつがずっとついててくれて
なぁ...ん？なに？ベッドに横になった俺の枕をなおしたり、ふとんをととのえたり。かいがいしく世話をやく。不器用ながら
うごけないわけじゃないけど、手も足もおもうとーりにならなくて
『俺さ...』
いいかけた俺のくちびるにひとさし指がふっとふれる
『ムリしてかんがえよーとしないほーがいーよ』
おきたばっかなんだ。ゆっくりおもいだせばいぃ
あ、うん...ふっと息をはいたとたん...
きゅるるるるる...う...ぅぅ...うすいふとんで顔をかくす
くく。ずっと寝っぱなしだったからね。看護師さんになにかたべられないかきいてくるよ
『たべないと元気もでないからね』
ぽんぽんと俺のあたまをたたく、その手があたたくて...やさしかった
《つづく》
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