『⌘ Blank night spin-off 멀리 ⑦ ⌘』『⌘ Blank night spin-off 멀리 ⑤ 今日は幼稚園の日 ⌘』ドンへ side『パパ、きょう、キュヒョンくんと遊んでもいい?』園バスの止まる…リンクameblo.jp

 

 

 

 
ドンへ side
 
 
夜になって、ヒョクチェが《おやすみなさい》の電話をかけてきた。よっぽどたのしかったのか、興奮気味にあれこれはなそーとするのを、なだめて電話をきった。声がきけてちょっとほっとした。ちゃんとねれるのかな。でもいつもそーだよな。直前まできげんよくはなしてたとおもってたら、すとんとねる。こどもっておもしろい。こんな経験ができるなんておもってもみなかった
 
ヒョクチェがいないだけで、みょーに家の中がしずかでひろくかんじる。夕飯をつくる気にもなれなくて。ラーメンつくって
 
ひさしぶりに作業部屋にはいる。俺は以前、音楽業界に身をおいていた。ヒョクチェをそだてることをきめたとき、実家の写真館を継いだ。カメラはむかしからすきだったから
 
表舞台にたつことはなくなったけど、たまに作曲の依頼がある。最近、つくる音がちょっとかわった、なんてゆわれる
 
依頼されていた曲をしあげて。ヒョクチェがいるときはなかなかまとまった時間がとれないから。これはあしたおくればいーや
ヒョクチェがお風呂でてきとーにうたううたをたわむれに音にして。キュヒョンくんちでもうたってるのかな。キュヒョンくんもうたうまいしな
 
わがままゆってないかな。ちゃんとねてるかな
 
かんがえるのはヒョクチェのことばかり
 
笑顔をいてほしーけど
 
どこかでのぞんでいる
 
俺をさがしてないていることを
 
俺を恋しがってほしーと
 
いつまでも俺をもとめていてほしーと
 
 
《⑧につづく》
 
※きのーの最終更新です