きょーは飲み会だからおそくなる
そーゆって家をでた
俺はそこそこおいしく飲めるほーだけど。ドンへはあまり飲めなくて
そのせーか、飲み会だとゆーとびみょーな顔をしてうなずく
なんとゆーか…びみょーな顔なんだ
はやくかえっても日によっては次の日もそんな顔してて
さみしーのかな。そのくらいにかんがえていた
さそわれることはそんなにないけど、歓送迎会なんてのは半分仕事みたいなもんで。断りきれなくて二次会のカラオケまでいっちゃって
先に寝てろってカトクしたら、うんってみじかく返ってきて
三次会はさすがにことわってかえることにした。キムチジョン、ポジャンして。寝てるだろーけど
かえるよって送っても既読にならなかったし
バス降りて。いー気分であるってたら、アパートの入り口にドンへがすわりんでるのが見えた
部屋着のまま。ひざをかかえて
『ドンへ?どした?』
あわててかけよると、すっと立ちあがってあとずさる
なんだ?
ど…
ちかよるとやっぱりあとずさる
なんだよ。その反応…
『ドンへ。ジョン買ってきた』
部屋はいって食お。ジョンの入った袋をかかげてみせる
でもドンへはうなずかない
せっかく買ってきたのに…
俺もちょっと意固地になっていた
わざとらしくため息をつく。ドンへはすっと顔を寄せて。すんっと鼻をならす。またあのびみょーな顔で
きょーは家にはいらないで
は?
いま何ゆった?
きょーは家にはいってほしくない
くちを真一文字にひく。なみだ目で
そんなことをゆーのははじめてだ
なんだ?なんでだ?何があった?
『ドンへ?なんでだよ』
酔ってるいきおいでついきつい口調になってしまった
『ドンへっ!』
ドンへが身体をびくっとふるわせる。おっきな声苦手なの、わかってるのに
『ヒョクの…』
ヒョクの匂いがしない
だからやだ…
こらえていたなみだがあふれて
あ…
あわててジャケットを脱ぐ
これか…これがいやだったのか
俺がこの匂いを連れて家にかえるのが
だからいつもびみょーな顔をしていたのか…
酒もタバコも苦手なドンへにはきつかったよな…
気づかなくてごめん…
だきしめたいけどいまはちかづけない
しょーがなぃ…
一旦、チムジルバンでも行くか…
あ…
『ドンへ、久しぶりにチムジルバン泊まるか』
俺が気を取りなおしてゆーと
一瞬きょとんとした顔をして、でもすぐにふにゃっとわらって、着替えてくるといって走っていった
ジョン、こっそり持ち込んで食べるかな
《そろそろ続々予定》
※きのーの最終更新です