大腸ガンで逝ってしまった双子の妹の451日の闘病記録

大腸ガンで逝ってしまった双子の妹の451日の闘病記録

2022年8月に54歳の若さで大腸(横行結腸)ガンにより逝ってしまった双子(二卵性双生児)の妹の闘病生活を兄目線で想い出しながら記録として残します。

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昨年末にブログの更新を終了したのですが、本日で妹が天に召されてからちょうど1年が経ちましたので、現在の心境などを書きたいと思います。

 

まず初めにブログ終了から8カ月が経過しましたが、驚くことに現在でも日平均200~300のアクセスを頂いており、今でもどなたかのお役に立てているようで感謝しております。

 

さて今の私の心境ですが、「妹に会いたいなぁ、5分で良いから話がしたいなぁ」と言う想いは強く残っており、この想いはこれからも消えることは無いでしょう。

 

ただ「あれ、やっと1年なのか~」という感じで、正直もう2~3年経っているのではないかと勘違いしてしまいそうです。

  

その理由は亡くなってからのこの一年、下記の事項を粛々と行ってきたので、その忙しさから時間が経過するのがすごく早く感じたのだと思います。

 

・妹が住んでいた実家の遺品整理

遺品整理業者の選定から始まり、不用品回収、ゴミの処分、実用品などの取捨選択および売却など、この作業が約半年掛かり一番大変でした。

 

やはり片付けや実用品の取捨選択など男性は苦手ですね~😭😭

妻の協力無しには到底終わらなかったので、妻には大変感謝しております🙇‍♂️

 

・相続手続き

すでに両親は他界していたので、最後に残された私一人が相続人であったため手続き自体はそれほど難しくはなかったのですが、役所で必要書類を取り寄せ、それを金融機関など何か所も予約した上で訪問して申請を行いました。

 

金融機関などで必要な戸籍謄本は、親兄弟だけではなく祖父母まで遡って相続人の有無を確認しなければいけないので、祖父母の戸籍を取り寄せるのがかなり大変です。

 

また、金融機関に提出する書類は原本である必要があるため、コピーを取って同時並行で申請を進めること出来ません。(原本を複数枚取得すれば可能ですが、その分手数料代が掛かります)

 

しかも1か所の金融機関で申請~手続き終了まで1~2か月掛かるので、最終的に相続手続きをすべて終えるまで期間×金融機関数で結局7カ月くらい掛かってしまいました。

 

最後の相続税の支払いは幸いにも身内に税理士の方がいたので、全てお任せできたことはラッキーでした。

 

・実家の売却

私自身は持ち家があったので、遺品整理が終わった実家を何社かの不動産仲介業者に査定してもらい、無事に売却の目途が立ちました。

 

ただ、不動産の売却という作業が人生初であったので、事前にネットなどで情報収集⇒業者選定⇒売り出し⇒売却価格の値下げ⇒売買契約までの一連の行程は非常に神経を使いました。

 

・墓仕舞い

都営の霊園に既に墓地を持っていたのですが、私たち夫婦には子供が無くお墓の跡継ぎがいなかったこと、またこれから年齢を重ねるにつれ墓掃除(雑草の処理など)がかなりの負担になることから考えられたので、現在のお墓を返却し都内の永代供養がある納骨堂へ改葬しました。

 

そして今日、妹の命日である8月19日、一周忌法要を無事に新しい墓地で執り行うことが出来ました。

 

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昨年、双子の妹が癌により他界してしまったことは非常にショックなことではありましたが、一方で私自身の転機となったことも事実です。

 

人生いつ病気や事故、天災などで命を失ってしまうかもしれないので「一日一日を大事にやりたいことは先延ばしにせず出来るうちにやろう」と心に誓いました。

 

そこで私自身、今年で55歳になったこともあり、生活環境を一新し来年から第二の人生を歩むべく現在準備をしており、これから亡き妹と妻と三人でセカンドライフに向け邁進していきたいと思います。

 

このセカンドライフは、またこのアメブロで新たなストーリーとして記事化出来たら良いなとも考えておりますので、その節はお付き合いいただけると幸いです。

 

それでは、またお会いしましょう!

 

天に召されてから365日