「 ぼくのミステリな日常 」


若竹七海


若竹七海の葉村晶シリーズを読み始めたんですが、作者のデビュー作が これみたいなので、やはり そこは最初から … と思って読んだんですが


最初から これ なんだぁ という ( 良い意味の ) 驚きがありました。


短編のようでいて、最後には … というお楽しみもあります。


1991年の作品なんで 時代背景的には ちょっと昔なんですが … 作者とほぼ同世代なので大丈夫(笑)。


これの 主人公が 若竹七海なので、ペンネームと一緒ですね。



表紙絵も 読み終えて見ると「 あ〜 」って感じ、ザクロですが、この絵のタッチを見て シャルダンの絵を思い出しました。





高校の美術で これの模写をやったんですけど、ルーブルに行った時に これのホンモノがあって 感動したことを覚えています。


次に行った時に、もう一度見たいと思ったんですが無くて、フランス語は殆ど話せないので、カタコトの英語と身振り手振りで係員に伝えたんですが


所蔵数は膨大で頻繁に展示替えしているので 次いつ日の目をみるかはわからないとのことでした。


今、調べていたら2012年には日本で シャルダン展が開かれていて、この作品が来ていたっぽいです。


もう一度 見て見たかった〜。



うちにもザクロの木が一本あります。殆ど実はならないですけれど … 。今年はどうかな?



この作者、しばらく追ってみようと思います。






そういえば、「 どくだみとかはぶとかくこなどのブランドティーである 」という一文があって、日本語ってホント難しいなと思いました。


その昔、韓国人のママ友が 日経新聞はスラスラ読めるのに、子どもに絵本を向けて逆さまから 読み聞かせをすることが出来なくて、そうだ この人日本語のネイティブじゃ無かったな〜と思ったことがあります。


日本語ネイティブの私も「 どくだみとかはぶとかくこなどの 」このひらがなの羅列はなかなかに難しい(笑)。


ドクダミとかハブとかクコなどの と読むんですが、ドクダミとクコは知っていましたが、ハブというと爬虫類の方しか浮かばなくて調べました。ハブソウというハブに噛まれた時の民間薬として日本に入ってきた植物があるそうです。