「 ことばの番人 」
高橋秀実
例によって、いつ、どんな心境で この本を図書館で予約したのかは すっかり忘れていたのですが …
2014年4月クールで ニノがやった「 弱くても勝てます 」の元本を書いた方でした。
と言っても、この方はノンフィクションライターなので、小説ではありません。それを元にドラマ化したということなんでしょう。
この本は「 校正 」をめぐるノンフィクション … 途中、挫折しそうにもなりましたが 最後まで読んで良かったと思います。
途中、唐突に思えた DNA の話も あとがきを読んで納得 … 奥様が子宮体がんと卵巣がんで緊急手術をされたと。
手術が成功し、回復に向かっている と書かれた 2024年6月の あとがき。
奥様は 今も X を更新されているようですが
著者本人は2024年9月にこの本を出版し、10月に胃がんで入院し、11月に 62歳で お亡くなりになっていました!
しかも、割とお近くにお住まい … 。
訃報が報道された時に見たのかしら?
その頃に著作が多方面で取り上げられていたのかしら?
誰もが「 校正 」無しに自分が書いたものを 世界発信出来る現状は 自由だけで責任を伴っていないので 危ういな … と思いました。