「 傲慢と善良 」


辻村深月



どれぐらい順番待ちをしていたのかわかりませんが … 辻村深月だったので「 かがみの孤城 」辺りからの繋がりかな くらいに思って読み始めました。


母の通院の付き添いで大学病院に行ったので、両親と会話したり、食事したりもしていたので ずっとではありませんが往復の公共交通機関でも読み続けて …


うちに帰ってからも 続きが気になって気になって、その日のうちに読み終えました。


単行本で414ページ。厚さ3.5センチ!


途中、語り手が変わるんですが … 秀逸。作家の中には異なる視点が存在するんだ ということに驚かされます。


人間の醜い部分を突きつけられるようでもありますが、あゝ人間で こういう生き物だよね と納得させられてしまう自分もいます。


スタートの不穏さの割に(笑)読後感は悪くありません。




そして、読み終えてから調べたら キスマイの藤ヶ谷くん主演の映画 ( 2024.9.27公開 ) の原作だったらしいので、そのニュースを目にして予約していたんだったかも … と思いました。