「 レッドゾーン 」


夏川草介





2021年夏 … 夏川草介の「 臨床の砦 」を読んだ時に


あくまでもフィクションなんですが、現役臨床医だから書けるリアル … ということなんでしょうが

何より、その執筆スピードに驚かされます。

描かれているのは  今、まさに起きている 「 現実 」 なのですから。


と私は書いています。



「 臨床の砦 」も「 レッドゾーン 」も、長野の医療現場を舞台に 新型コロナウイルスと対峙する人間と その周辺の物語です。



クルーズ船が横浜に入港したのが2020年2月。

初の緊急事態宣言が発令されたのが2020年4月。

「 臨床の砦 」は2021年4月には発行されています。




今回の「 レッドゾーン 」は、2022年1、3月号雑誌掲載を経て 大幅な 書き下ろしを加え2022年9月に単行本が発行されています。


文中に「 令和4年 ( 2022年 ) 5月4日 」が登場します。




花粉症シーズンよりも ティシュの出番が多い小説です。


未だ 新型コロナウイルスが 季節性インフルエンザと同等になった … とは とても思えないのですが、


日々の感染者数の発表が無くなっただけで 危機感が薄くなったことも事実で。


こういう「 現実 」を風化させない読書も大切だな と思っています。




という記事をアップしたら …


お友だちが LINEで 以前 お友だちが この本を紹介したブログを教えてくれました。


ちなみに、アメ限なんでね、検索しても引っかかってこないんです … 。


今年の正月に 「 医師作家 」が考える小説の可能性

という新聞記事を紹介してくれていたんですよ。


多分、その時に 直ぐ予約したと思うので … 図書館の順番待ちが 半年かかった ということですね。


アメブロの検索機能を使っても わからないことが お友だちネットワークでは判明しちゃうんですよね〜(笑)。