「 快晴フライング 」


古内一絵


ポプラ文庫



ポチったポプラ文庫版が届きました。


前回の加筆・修正をササッと比較してみたものに 今回のポプラ文庫を追記すると ↓ こんな具合。


実際は、細かく たっくさんあるんでしょうが、これで卒論書くわけでもないんで、ザックリ(笑)。




単行本

それでも龍一は、掌を上げたまま、まだぼんやりとしていた。

ポプラ文庫

単行本に同じ

中公文庫

龍一は掌を上げたまま、しばらくぼんやりとしていた。


単行本

スピード水着でタイムに差が出るのは、百メートルで〇.五秒がいいところだ。五秒近くも差をつせられて負けた人間が、つまらないことを言うな!

ポプラ文庫

単行本に同じ

中公文庫

三秒


単行本

母が跳ね扉を開けて、個室に飛び込んできた。襟香は驚いて顔を上げた。

自らもシャワーに打たれながら、母は襟香の体をしっかりと抱きとめた。

ポプラ文庫

中公文庫に同じ

中公文庫 

洋子は跳ね扉をあけて、個室に飛び込んだ。襟香が驚いて顔を上げる。

自らもシャワーに打たれながら、洋子は襟香の体をしっかりと抱きとめた。 


単行本、ポプラ文庫にはなく

中公文庫 のみ加筆

上機嫌のジャダと無言の莉子がハイタッチをした。




ポプラ文庫が 中間地点だということが 伺える結果ですよね。




そして、このために買ったと言っていい …


「 夏のエール 」





28ページでした。


前日譚、いわゆる エピソード ゼロ です。


その後、何が起きて、結果、どうなったのかを知る「 読者 」にとっては なかなか 辛い日常の一コマです。