「 小説8050 」


林真理子



吐きそうだった … こういうことは現実に 起こっていることなんだ というリアリティが 怖かった。


職業作家って 凄いなぁと思うのは、自分が実際に経験したのではないことも取材や勉強会を経て、こんなにも鮮やかに形作ることが出来るんだということ。


後半は 涙をふいて、鼻をかんで … 忙しかった。


私が リアリティを感じても、これは「 小説 」で、現実は もっと容赦のないものなのだろう。




林真理子さんの作品、久しぶりに読んだけれど こんな作風だったっけ? と思いましたね。


これは雑誌掲載が2020年、単行本が2021年の作品ですが、ちょっと遡って他の作品も読んでみたくなりました。