似鳥鶏の作品を読んだと書いた時に、コメントで「 鍵のかかった部屋 」 というアンソロジーに 似鳥鶏の短編が収録されていると教えて貰いました。





「 鍵のかかった部屋 5つの密室 」


似鳥鶏・友井羊・彩瀬まる・芦沢央・島田荘司



こちら密室をテーマにした 作家5人による競作アンソロジーで、貴志祐介の「 鍵のかかった部屋 」とは別物です。



まあ、色々、ツッコミどころがあるんですが … 


この5作品の中では「 大叔母のこと 」が良かったです。 友井羊という作家は今まで知らなかったので、そういう発見があるのもアンソロジーのメリットだな と思います。



「 神秘の彼女 」はストーリーは良かったんですが、いきなり2行目に「 築四十五年の木造三階建て … 」と出てきて


木造三階建のアパートが法律で認められたのがミレニアムの頃なので、そうすると2045年くらいの近未来の話になると思うのですが、「 2001年宇宙の旅 」1968年公開を、50年前の映画 … と言っているので2018年、この本の出版された年ということになってしまうんですよね〜。


そんなことが気になってダメでした(笑)。




ラストの島田荘司の作品は 他4作品の倍のページ数あるんですが、これが 長編小説「 鳥居の密室 」の一部として書かれたものだというんです。


そうなると、全体を読んでみないと何とも言えませんよね。もちろん、図書館で予約済みです。


ここに出て来る 探偵役は 御手洗と言って、映像化された時は 玉木宏だったらしいです。そのワトソン役 ( この短編には出て来ていません ) が堂本光一だったらしいので … ビジュアル最高じゃん!と思ったことを付け加えておきます(笑)。