「 ヘイケイ日記 女たちのカウントダウン 」


花房観音


幻冬舎plus 連載のエッセイの書籍化でした。


作者あとがきに


「 五十歳になり、閉経が近づき、性欲もなくなって、男も必要なくなり、執着も捨て、女という呪縛からも解放され、自分らしく生きていこう!というようなエッセイを期待してこの本を手にとった方がもしもいたとしたら、すいませんと謝りたくなるような煩悩まみれの内容 … 」


とあり、


例によって、誰のどんな紹介文を見て、これを図書館に予約したのか忘れてしまっている私は


何かを「 期待 」していたわけではないのですが


私の人生とは交わりのないタイプの方だな〜と思う一方で、不満に思ってもカタチにならなかった感情が言葉になっていて 文章を書くことを生業とする人は凄いな と思いましたよ。


結局、この本が2021年秋に出版される段階で作者は閉経していませんし、閉経云々の心身の不調改善の役には立ちそうも無いですけれどね。