息子の通っている学校は 在校生も卒業生も 優秀な方が多く 各界で活躍しています。
娘の通っている学校は いわゆる偏差値的には 大したことはなく、生前 義父は しきりに 中学、高校のタイミングで他校を受験するよう 言っていました。
どちらも大学まである 一貫校です。
まぁ、偏差値、知名度、卒業後の就職先 … 学校を見る基準は 人それぞれでいいんですが、 いつも 義父の言葉に イヤな気持ちになり、受け流しきれずに反論したこともありました。
兄妹で 頭の良し悪しが それほど違うとは思っていません。 ただ、受験にも向き不向きがあり、学校にも向き不向きがあると思っているのです。
娘には 自分のやりたいことが決まれば 大学で出るも良し、そのまま上がるも良しと伝えてあります。
親としては エスカレーターという保険をかけてやっただけ、それは使っても使わなくてもいいカードです。
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娘の学校の授業参観に行って来ました。
高校で授業参観って珍しいと思います。
そういう日が設けられているだけで 実際に来る親は学年が上がれば上がるほど 少なくなります。
小学生の方は結構な数、来ていたんじゃないでしょうかね。
私は気分転換を兼ね 久しぶりにママ友とランチをする口実に見に行ったようなものです。
なのに、感動しちゃいました。
学年全体で音楽の授業だったんです。 来月の音楽祭の合唱の練習。
音大付属の高校じゃありませんよ、普通の音楽の授業で 何語だか分からない 混声7部合唱。
素晴らしい!
自分の子どもたちが まだ小さかった頃、上の学年の発表を聞いて、その素晴らしさに 鳥肌立った日のことを思い出しました。
そして、そのクオリティ以上に 「 かったるい 」 を絵に描いたような高校生が 真面目に一つのものを作り上げるべく努力している姿 …。
歌の上手い子はいるでしょう。でも、歌うのが苦手な子だっている。 一人突出して優秀な子がいても それだけでは合唱は成立しない。 底辺までが頑張らないと。
ズボンから だらしなく はみ出したシャツの裾、その後ろ姿を見ながら ウルッと来ていました。
来月のステージが楽しみです。 タオルハンカチ持って行かなくちゃ。
娘は個人で作り上げるものにも 種々トライしています。 極端な話 それはどこへ行っても出来る。 ただ集団で作り上げるもの、合唱に限らず、それは ここでしか出来ないことなんだと思えるんです。 今まで彼女がここで積み上げてきたものなんだと。
個々の活動と集団としての活動 … どこかで聞いたような話になってきましたね(笑)。
いずれ集団を離れる日が来るとしても、今は集団に所属する一員として、一人では出来ないことに トライして欲しい。 個人の活動も集団に還元出来るものであって欲しいと思っています。
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美術館見学に行ったはずの娘からのメール、
「 やばい
今jrの○○ってひとにあって、
握手してもらった 」
いいよね~女子高生。 青春だなぁ~。