Johnny's web 翔くんの「オトノハ」の中の一文です。


居酒屋で隣り合わせた自分より若いであろうカップルが自分に気づいていて、(しかも彼らは今年の嵐のコンサートに行ったと後で告げるのです。)それでもそっとしておいてくれたことに感謝し、「あんな素敵な。大人になりたい。」と書いているのです。


自分の大好きな芸能人にどこかで出会いたいと願っている人はたくさんいますよね。この角を曲がったら…じゃないですが「もし」と妄想するわけです。そういう「夢」をくれるのも彼らの仕事のうちなんでしょう。でも実際出会うことがあったらどうするんでしょう?どうする私?


たぶん…ですけれど、軽く微笑を浮かべ会釈をして通り過ぎるかな。心中バクバクで右手と右足が一緒に出てるかもしれませんが、それでも半世紀近く生きている「大人」として精一杯平静を装う(笑)。



その昔、息子の幼稚園の行事に来た私の父が、在園生のお父さんで有名な俳優さんに「よお!」と声を掛けたんです。あちらは同じ幼稚園の園児のおじいちゃんなんだろうと思ったのでしょう、「おはようございます。」ときちんと挨拶して下さったんですよ。「〇〇さんとお知り合いなんですか?」と近くにいた幼稚園の先生に聞かれたうちの父、「いつもテレビで見てるからな!」と自信たっぷりに答えていました。もう恥ずかしくて恥ずかしくて…。



娘はJrの一人のファンなんですがジャニーズ銀座だったかな?行った時に通路側だったのでハイタッチしてもらえたんだそうで、「泣いた!」と言って帰ってきました。「そりゃ、手を洗えないね。」と言った私に「え、ご飯食べたもん、もう普通に洗ったよ。」…え?…そういうもんなの?


娘はそのJrと同じ学校に通う知り合いに会った時も、私の方が気を利かせたつもりで色々学校生活とか聞こうとしたのに全然乗ってこなくて不思議だったんですが…「ステージの〇〇くんが好きなんで、別に学校とか(の話)はいい。」と後で言ってました。ま、現実と虚構の区別がきちんとついているのは良いことですけれどね。



人との距離の取り方って難しいですよね。