関西ではまだ残暑が残る9月の下旬、

オットは7カ月間の研修のため、単身で九州へ旅立ちました。

 

これまでも研修はよくあったのですが、長期はこれが初めてです。

 

研修の話が入ったのは、6月の下旬。

 

断る選択肢もあったのでしょうが、

夫婦関係の修復やら離婚やら別居やら、

足の踏み場もないほど

もつれてちらかっていた問題から少し離れるために、

 

オットと私は、その研修を利用してしばらく距離をとることを選びました。

 

 

オットにすればまさに渡りに船。

研修先からは毎日、

「家族のみんなは元気ですか?あおの調子はどうですか?」

「あおの美味しいごはんが食べたいです」

と、かかさずメールが来ます。

 

そして月に二回は、新幹線で帰ってきます。

子どももその日を楽しみにしていて、

オットが帰ってくる日は、娘も料理を手伝い喜んで準備をしてくれます。

 

 

二年間、夫婦のこの先について考えなかった日はありませんでしたが、

今のところこの生活を続けることが私の答えなのです。

答えには至ってない、答え。

 

問題が完全に解決したわけでありません。

むしろ、完全な解決がないことは、早い段階で知りました。

根治できないなら、ひどくならないように日々養生に努めるしかありません。

 

 

 

先日、契約している電気会社のネット登録で、

オットが設定していた「質問と答え」が

(※パスワードを忘れた際のヒントなる)

「大切なもの」「あお」となっているのをたまたま知りました。

 

オットの不在時に、変更が必要になって、

設定やパスワードがわからず、電話でオペレーターに聞いたのです。

 

これを契約したのは、浮気の真っ最中にあたる2年前の春です。

 

「ふ~ん、罪滅ぼしのためか」と、可愛げないことを頭の中でつぶやいて、

決して私の目にふれないはずのところで、またまた見つけた自分の名前に正直おどろきました。そして素直にうれしいと思いました。

 

 

夕方には、朝に受診した婦人科の処方箋をもって、近所の調剤薬局に行きました。

二年ぶりの婦人科受診で、その朝私は閉経を診断されました。

前回の内診では、まだ閉経の状態じゃないから、ストレスで生理が止まっているのかも、と言われてたのですが、血液検査の結果、平均より5年以上早い閉経と診断されたのです。

 

 

生理が終われば女じゃなくなるとは、思いませんが、

私の心の中では、なにか大きなものがひとつ終わった気がしました。

 

だからと言っても何もかわりません。

ただ一さいは過ぎて行きます。

 

 

薬局は、大きな川沿いにあります。

春には一面の桜が風景をピンクに染めます。

 

私はここからの眺望が大好きで、特に夕方に、北を望む景色は息をのむ美しさです。

木々の間からさす西日が水面にあたり、ずっと遠くの山々は神々しく輝きます。

 

移ろう光を眺めながら、

人生とは、時おり襲ってくるどうしようもない虚しさに耐えるたけの価値があると、思ってみたりするのです。

 

 

夕日が沈む前に、橋をわたるとオープンしたばかりのカップケーキ専門店で、

娘に頼まれていたハロウィン仕様のカップケーキを買いました。

 

 

そして、私の家に向かって、歩き出しました。

 

 

 

 

 

 

これで、私のブログはおしまいです。

ながらくおつきあいありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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もちろん、同じ立場で苦しんでいる人の何か参考になるように…、

と言った気持ちも実際あることはあるのですが、

 

結局は自分のために書いてきました。

 

 

初めて投稿した記事は、アクセス数が20くらいだったのが、

翌日は400に、800に、と上がっていくのを興味深く眺めていました。

 

一番多い時期で、85万を超えるアクセスが1日にありました。

二年間、ほとんど誰にも言えずにいた気持ちを、今ではこれだけ多くの方が

読んでいるのは不思議としかいいようがなかったです。

 

共感してくださる方が多いのはありがたかったですが、

若い未婚の方や、新婚の男性、そしてかつて不倫をしていた人、

そんな方々が、「配偶者に裏切られることのつらさ」を

私の体験を通して知ってくださることに、意味を感じました。

 

 

もう何度もしつこいくらい言ってますが、

これは決して感動的な「家族再生物語」でも

読む人に勇気を与えたり、参考となるハナシではありません。

 

「最後がどうなるのか気になります」

「あおしばさんの選んだ結末が楽しみです」なんてメッセージもらうと、

青くなってしまいます。

裁判が終わった所などのきりのよいところで、

きれいに終わる方法もあったかもしれません。

 

でも、ハッピーエンドはないのです。

どんな選択をしてもきっと、苦しい気持ちはずっと残るでしょう。

 

そして、頭ではわかっていても、実際はそうすっきり決めたり、潔く決断できない。

そのグダグダの様子は読む人を失望させるかもしれないけど、

この夫婦ブログの終わりに、

そのぐだぐだのリアルな様子は、書かなあかんとこやろう、と思い書いています。

 

 

そして、もうひとつ。

謝りたい人がいます。

 

前に、私は不倫を「している側」のブログについてふれました。

(現在はもう閉鎖されている不貞女さんです)

決して擁護したとか不倫を容認した、許したつもりは全くないのですが、

多くの人に誤解を与えたのは事実です。

それでも、不倫を「している側」には、当然「された側」が存在し、

その「奥さん」にすれば、これほど不快でイヤなことはなかったでしょう。

 

おそらくその方は、私のブログなど読んでないでしょうが、

他に伝える術がないので、このブログが終わる前に私の気持ちを伝えたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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その夜、私は少し前から考えていたことを実行にうつしました。

 

自分の気持ちを切り替えるためにも

「オットが浮気をした」という事実を、過去のもに変える作業が必要だと思っていました。

 

忘れるのでも、許すのでもなく、

とりあえずそれを過去の出来事と位置づけ、それに全エネルギーを集中させることをやめるための作業です。

 

「気持ちの整理」というともっともらしいのですが、

流れを変えるためのきっかけが、必要でした。

 

そして、アメブロに登録した私は、その日からすごい勢いで

二年間を振り返り文字にし続けたのです。ブログという方法で。

 

正確には、今から一年ほど前にも、同じことを試みたのですが、

全く筆が進まず(筆では書いてないけど)、2,3日分の更新でそれきりやめてしまったのです。

1年前に三日坊主で断念したことを、何故このタイミングでは驚くほどの早さで毎日の更新ができたのか。それは、私のなかで「整理する」準備がようやく整ったからだと思います。

 

こうして、この、読む人読む人に

「読んでてつらくなりました」

「胸が苦しくなりました」

「悔しくてたまりません」、と言わしめる、超読後感の悪い(笑)ブログが始まったのです。

 

長くは続けないかわりに、毎日ひと記事は投稿しようと考えていたのが、

自分でも驚く速さで記事を量産してしまい、ピーク時には日々2,3回の更新を毎日繰り返し、おまけに10日分の予約投稿分までスタンバイしていたのですから。

 

とにかく、仮にオットの浮気相手がこれを読んでも

「嘘ばっかり書いて!」と言われないよう、かなり慎重に忠実に書いたつもりですが、

そうは言ってもやはり、オットやアユラには個人的な感情がにじみ出てたかもしれません。

(むしろ出まくってた)

 

 

私と同じ立場で、(または違うことで悩んでいる方)

私もブログ書いて、自分を見つめなおしてみようかな、と思っている方がいるなら、

 

ぜひ二つのことに注意をしてもらいたいです。

(急にレクチャーみたいになってすみません)

 

・精神的な苦痛

過去を振り返って、冷静に見つめなおすのは意味があることかもしれませんが、

つらい場面を書くことは、思ってるよりもずっと苦しい作業になります。

例えば、浮気相手の女に馬鹿にされたことなどは、まだ「むかっ(-"-)」レベルで次へ進めますが、私が一番苦しかったのは、オットからアユラとの交際について聞いた時のことで、

初めてオットがアユラにキスした時の描写は、あまりに感情が乱れて、怒りや憎しみのような激しい感情が蘇ってきました。

数日は、オットに対して怒りが収まりませんでした。

あとは、これを書くために長らく封印していた裁判関係の書類に久しぶりに目を通したのは、やはりつらかったです。「力づくで」「執拗にせまられ断れなかった」など、肉体関係を強要されたというアユラの主張の部分は、ちらっと視界に入るだけでも苦しく感じます。

 

・新たな疑問に悩む

少し時間がたって振り返ったことで、その当時には思わなかったことに気付きました。

私は裁判途中のアユラの気持ちが気になって仕方なかったです。当時は、裁判を進めることしか頭になかったのですが、今振り返るといろんな感情が出てきて、新たな口惜しさもでてきました。

そして、不覚にも、アユラもきっとつらかっただろうな…なんて気持ちになる時も。

 

 

悔しい感情に弱い方にはむかない作業かもしれません。私も弱いほうなので相当苦しかったです。しかもその苦しさも、誰に言われたわけでもなく、自分が好きでやっていることとなればブログ更新がばかばかしく思えてしまうこともありました。

 

 

あとは、余談です。

ブログを始めると、当然パソコンやスマホに向かう時間が長くなります。

私は記事の更新は、仕事が休みの昼間にパソコンでどんとまとめて。

コメントやメッセージの返事は、夜に子どもが寝てからスマホからしていました。

返信作業は、毎日2~3時間かかり、子どもが寝たあとベッドの中ですることが多くて、

暗い場所で長時間のスマホ習慣のため、視力は悪くなったような気がします。

 

年齢的に、「それ、老眼じゃないの」と言われそうですが、

 

そうですね、老眼が進んだのかもしれません(涙)

 

(次はブログをしてよかったこと)

 

 

 

 

 

 

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