こんばんは(^_^)
夏海のお部屋の夏海です。
カイニョ(屋敷林)がある家に住みたい!
ただそれだけの理由で
去年の10月に富山県南砺市に移住して来て、
初めての春を満喫しています。
農業がさかんな地域だからなのか、
春祭りが市内の各地区で盛大に行われています。
少しずつ日程をずらしながら行われているので、
全てのお祭りを見ることができます。
四月の中旬に行われた福光のお祭りを見ましたが、
お神輿が通る前に露払いが通ったり、
道に塩を撒いて清めたりと、
今まで見たことがない光景を見て、
祭りは神事なんだなぁと感心しました。
昨日は城端の曳山祭という
ユネスコ無形文化遺産に登録されている
春のお祭りを見物しに行きました。
。。。。って、夫が初参加した勇姿を見に行ったんですけどねw
6つの地区でそれぞれ山車(『やま』と読みます)が仕立てられます。
露払いは獅子舞と剣鉾で、
悪霊を鎮め邪気を払い、
続いて6つの傘鉾が神霊をお迎えするのだそうです。
子供神輿と神主さんも家々を回って、
家の玄関で祝詞を上げます。
(あちこちで祭りらしい光景を見ることができる為、
写真を撮るのに忙しいw)
(女性の神主さん?を見たのは初めて)
で、お待たせしました。
曳山(ひきやま)です。
手前の車は庵屋台(いおりやたい)という車です。
この屋台の中に数人の演奏者が入っていて、
三味線と横笛と太鼓の生演奏を奏でながら進みます。
こんな風に『庵唄所望』という張り紙がある場所に立ち寄っては、
丁寧な言上の後に
庵唄(いおりうた)が披露されます。
庵唄を聴く人々は着物か紋付袴などで正装して、
6つの庵屋台全部の庵唄が終わるまでは、
椅子が用意されていないところではずっと正座のままです。
聴く方も大変ですが、奏でる方も大変で、
この庵屋台は座敷ではなくて、底が抜けています。
紋付袴の演者が
一日中ずっと歩きながら演奏するって言うね。
これを見つけた時には、白鳥を思い浮かびました(笑)
(優雅に見えるけれど、水面下では必死に水を掻いているってw)
曳山は全て木材でできているので、
進む時には凄い音がします。
まさかの屋台の間を通ったり
こんな狭い路地では屋根を折りたたんで進んだり
直角に曲がったり、
180度回転させたりと、
勇壮な力技も見ることができました。
(動画はInstagramにアップしようかなー♪)
夫が着ていたのは龍の半被。
(人生初の半被姿w)
夕方には提灯に灯が入り、
歩くと10分程の直線道を
三時間掛けて移動します。
提灯の灯りと庵唄はよく合っていて、
昼間よりも趣きのある風景でした。
曳山は11時に終わる予定でしたが、
私は10時頃に撤収して、
(夫が帰宅したのは12時過ぎていたw)
長い長い楽しい一日が終わりました。