奈良の中心部、奈良駅周辺ですら、けっこうのんびりな空気が流れているのに、
さらにのんびりなところへ行ってきました。
それは、レンタサイクルがないとどうにもならない町、飛鳥です
この町には、とにかく史跡が点在しているのですが、チャリでの移動がよいとされています。
見てのとおり、亀に似ているから、亀石です。
直球ストレート勝負です。
でも、カエルに似てるんじゃ?…という声も、なくはないらしいです
今は、南西の方角を見ているのですが、過去、北を向いたり東を向いたりしていたようです。
ただ、こやつが西を向いたら最後、奈良の盆地は泥の海と化す…らしいです
こちらは、何の予備知識もなく足を踏み入れると、乙女は動揺をかくせない要注意神社です
自称・乙女の私も、道すがらうっかり入っちゃいましたが…。
夫婦をはじめ人と人の和合のためのお祭り、その名も「奇祭・おんだ祭」なるものも行われます
お祭りが始まる前に、若手芸人の前説的なかんじで、地元の青年が翁や天狗や牛になって、
ササラという先端が細かく裂かれた笹の棒で、参拝者の尻を叩きながら境内を暴れまわるそうです
祭りが始まる前から奇祭ぶりを発揮しています。
その昔、まだ私が小学生だったころ、講談社からティーンズハートっていう、
まさにローティーンの女子向けの文庫本のシリーズが刊行されていました
「折原みと」とか「小林深雪」とか、ものすごくライトノベル的なものが流行った時代があったのです。
図書館で、お友達が恋愛小説の貸出手続きをしている隣で、私が司書さんに差し出す本は、
幽霊事件シリーズでした
頭のキレる女子大生・麻衣ちゃんが友人と、旅行にいった先々で殺人事件に巻き込まれ、
犯人を見つけ出し、鮮やかに解決する…という推理小説でした。
とにかく、好きな男子が他の女子と歩いているところを目撃してヤキモキする話より、
謎解きミステリーが、おもしろくてしょうがなかったのです。
頭のキレる女子大生・麻衣ちゃんは、“大学生ってそんなに金持ちだっけ??”
っていうくらい、国内(たまに海外)旅行に出かけていくのです
そんな、頭のキレる女子大生・麻衣ちゃんが解決した事件のひとつが飛鳥を舞台にしていたのです。
“う~む。いつか私も飛鳥に行って石舞台古墳見たい”と小学生ながらに思っていたのです
大人になって、ようやく叶えましたよ
ただ、本当にな~んにもないところに、ポツン…と存在してますが。
10歳の私と共に、感慨深く拝見しました。
あ。ちなみに、私は頭のキレる女子大生じゃなかったので、特に殺人事件はおこりませんでした
ここは上がって座ってると、お寺の人がいろいろな説明をしてくれました。
一時は、雨ざらしになった過去を持ちながらも、ずーっとここにいるんだって
なんか「飛鳥」って漢字もいいけど、響きもいいよね
のどかでした~
あ~
久しぶりに、幽霊事件シリーズ読みたくなっちゃった。
ブックオフに行ってこよう
100円で売ってますように
私、貧乏なんだから