今日は医学部を目指す学生の、推薦入試を午後からずっとお手伝いしてた。
面接パートを聞いて、実に考えさせられた質問がこの2つだった。

・最近感動したこと、心動かされたことはなんですか
・コミュニケーション能力は先天的なものか、後天的なものか、後天的であれば身につけ方を言語化してください

奥が深すぎる…。
迷宮入りしそうだったので、この質問をしていた教授の部屋に行って、聞いてみたら、こんな回答が返ってきた。
コミュニケーション能力という漠然としたものを言語化するのは難しいし、自分でも答えがわからないから、どういう回答が出るのか聞きたかったと、本人も答えが見つかってないことを高校生に聞いていたようだ。

わたしの場合、もし同じ質問をされたら、なんと答えただろう。
心動かされたことは、わりと何気なく日々探してたりするし、「感動するような仕事をしたい」と思って取り組んでるから、答えれそうな気はする。
最も考えさせられたのは、「コミュニケーション能力」だ。

前の職場ではコミュニケーション能力がどうこうなど、話題にもならなかったが、今の職場ではこの「コミュニケーション能力」とやらを考えることが増えた気がする。
それはなんでなのだろうか。
前の職場は接客で、今は事務。人と接したり、会話する機会が減ったからなのか?どんな仕事でも人と接することはある。相手が不特定多数の見知らぬ人なのか特定の知り合いなのかでも、意識が変わってくるのだろうか。

実際のところ、そもそも「コミュニケーション能力」とは何なのか。

この図はここから抜粋させてもらった。
コミュニケーションとひとことに言っても、噛み砕くとこんなにもやることがあったなんて。
この「伝える」と「受け取る」のバランスが大事なんだろうな。

なにかにつけて、コミュニケーション能力は大事だとか、コミュニケーション能力があるとかないとか。
自分がこの能力が長けているとは思わない。もっともっと学ぶべきことがたくさんあると思っている。なのに周りからは、有難いことにこの能力があると言ってもらうことが多い。この他者と自己のギャップが違和感で、言葉・伝え方・傾聴に興味を持った。
コミュニケーションって答えがあるわけではないが、感じたことや学んだことを整理のためにも書き残したおこうと思う。過去の自分の言葉に励まされることもあるから。