以前、私が胸を痛めていたあの子…
自分の不甲斐なさを痛感させられたあの子…
五歳で言葉の出なかったあの子です。
二年ぶり位で会いました。
と、言うより見掛けました。
彼女は小学生になりました。
噂によると、支援学校を勧められたみたいですが、母は通常学校に決めました。
勿論、通常学校の支援学級です。
久しぶりに見掛けた彼女は、やはりゆっくりな成長ぶりでした。
きっとそうだろうとは、想像していましたが…
改めて彼女と母の姿を見て…
私は胸が熱くなりました。
彼女は、こんなにもゆっくりな歩みなのに、あの時の私はとても焦っていた。
このままじゃいけない。
なんとか少しでも成長させなきゃ。
どうしたらいいんだろ。
母だって、後悔するはず。
あの時、彼女が私の元から離れなかったとしても、私は成長させてあげられたんだろうか?
どんな成長が見られたんだろうか?
きっと、彼女の歩みを早める事は、できなかっただろう。
そう、改めて感じた時に、胸が締め付けられました。
待つ事の大切さを、意識してたつもりだったのに、きっと、あの時の私はそうじゃなかった。
子どものゆっくりな歩みに寄り添いながら、母の思いの変化に寄り添うと言う事ができていなかった。
あの時、必死に寄り添っていたつもりの思いを思い出し、涙が出てきました。
ただ、そこにいるだけ。
ただ、受け入れるだけ。
それだけでも、充分な場合があることを、改めて…本当に改めて、思わされました。
きっと、私に足りなかった事。
自分では、できていると思っていたこと。
それを彼女と彼女の母に学ばせてもらった。
自分なんて、無力だ。
改めてそれを感じた私は、きっと成長したはず。
この思いを、また、子ども達に返していこう。
私なんかでも、いいと言ってくれる子ども達と親御さんがいるんだから。
ゆっくり、ゆったり…
焦らず前へと進めるように…